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Xiaomiからリリースされた新折りたたみスマホ「Xiaomi Mix Fold2」を手に入れた。
Galaxy Z Fold4よりも圧倒的に薄く作られているようで、かなりビルドクオリティが高めの端末のようだ。実際に購入して使ってみたので、レビューをお届けしたい。
同梱物は以下のとおり。
Xiaomi MIX Fold 2は開いた状態だと8.02インチのタブレットとして使えるのだ。
Galaxy Z Fold3と同じEco² OLEDが採用されており、消費電力に優れている。
片手持ちはかなり厳しい印象。iPad mini6を若干小さくしたようなサイズ感で、広げると存在感がものすごい。
サブディスプレイの大きさは6.56インチで、アスペクト比は約21:9とXperia 1シリーズなどと同じ縦横比だ。
折りたたみスマホのサブディスプレイは縦長なものが多いが、こちらは一般的なスマホサイズに収まっている。
注目してほしいのが「厚み」だ。閉じたときの本体サイズは約73.9×161.1×11.2mm。重量は262gで、同じサイズ感の折りたたみスマホの中では一番軽いし薄い。
閉じた状態で11.2mmという厚さはマジですごい。開いた状態だと5.4mmということで、普通のスマホよりだいぶ薄い。
日本で流通している折りたたみスマホ「Galaxy Z Fold4」と比べるとその違いに驚く。
一回りくらい厚みに差があるので、当然Mix Fold2の方が素晴らしく使いやすいのだ。
iPhone 13 miniと比べて見るとこんな感じ。閉じた状態でこれなのだからすごい。
USB Type-Cポートのサイズぎりぎりまで攻められているのがわかるだろう。
普通のスマホと同じ厚みまではいかないものの、それに近い感覚で扱えてしまう。これは一度触ると戻れないやつ…。
ディスプレイの伸びをヒンジ内側に逃す構造を採用しているため、隙間なく折りたたむことが可能。
マグネットでピタッとくっつくのも面白いポイントだ。結構強力なので、クレカなどは近づけたくない。
背面はサラサラとした手触りのマット仕上げ。カメラユニットは個人的に好きではないが、上品な色合いとマットな質感のおかげでいくらかマシに見える。
Harman Kardonのステレオスピーカーを上下に内蔵している。
Galaxy Z Fold4では折り目部分がしっかりと確認できるが、Mix Fold2ではぱっと見ではわからない。
よく見ると筋のようなものは見えるが、光の当たり具合でようやく見えるレベルで、画面を点灯すると全くわからなくなる。
Mix Fold2はヒンジ部分のパーツが少なくされているため、曲げるか閉じるかの2択になる。
Galaxy Z Fold4は自由に角度調整ができたのだが、Mix Fold2ではそのようなことはできない。ただ、超絶微調整をすることで90度でなら保持可能だった。
ただ、少しでも触れると完全に開いてしまうので実用性はほぼないと思って大丈夫。
Xiaomi Mix Fold2には専用のレザーケースが付属する。
これは背面しかカバーできないタイプなのだが、変に厚みが増さないので個人的には好きな仕様。
カメラユニット周りは縁が高くなっているので、スレ傷等はつきにくくなっている。
スタンド機構が備わっており、こんな感じで横置き状態で保持してくれる。
スタンドに関してはかなりしっかり作られており、角度調整は自由に可能で安定感も抜群。
長年使用していると調整がガバガバになりそうな気はしなくはないが、付属ケースとしては満点をあげたい出来栄えだ。
Galaxy Z Fold4に関してはケース付いてきませんからね。20万超えているのに…
8インチの大画面はものすごく快適だった。視認性は素晴らしいし、より多くの情報を表示させることが可能だ。
スマホと比べると圧倒的なサイズ感で、どんな作業も快適に行える。
漫画は見開き表示でも文字が大きくて読みやすいし、迫力もしっかり感じられる。
単ページ表示にすれば一般的な単行本サイズで読めてしまう。電子書籍との相性は抜群に良いので、ついつい出先で小説や漫画を読むことが増えてしまった。
ゲームは相性の善し悪しがあると思う。横型のゲームであれば問題なくプレイできるが、縦型だと一分表示が崩れるタイトルが出てくるかもしれない。
横方向の視野は狭くなるため、広いフィールドを見たい場合は画面サイズを16:9や4:3に変更した方が良いだろう。
Xiaomi Mix Fold2は画面端からスワイプすることでお気に入りのアプリを呼び出せる。
アイコンを長押ししたまま移動させることで、画面分割表示をすることが可能だ。
横2分割しかできないというちょっと残念な仕様。サイズの調整や3分割はできないので、ここら辺はGalaxy Z Foldシリーズに大きく負けている点だろう。
Mix Fold2とGalaxy Z Fold4が手元にあったので比較してみる。Galaxy Z Fold4は日本で流通している唯一の折りたたみスマホなので、比較対象としては悪くないだろう。
厚みは圧倒的にMix Fold2のほうが薄い。持ったときの重さはそれほど変わらないが、より普通のスマホに近い操作感で使える。
ただ、Galaxy Z Fold4が使いにくいかと言われれば意外とそうでもない。少しコンパクトなおかげで持ったときのフィット感は良いし、必要十分な幅で片手操作もいくらかしやすいのだ。
最初は「Mix Fold2が圧倒的に使いやすいわ!」と思っていたが、Z Fold4の片手ですっぽり持てるサイズ感も悪くないと思ってきた。
8インチならさぞかし動画も大きく表示できるのかと思いきや、あまり変わらない表示サイズ。
横に広い分、引き伸ばされた状態になるので、両者比べてみると体感できる差はなかった。
なんならFold4の方が片手で持てるので、動画視聴に向いているのでは?と思う。
漫画も同じ。表示領域は両者さほど変わらず。というか誤差レベルなので、片手で持てるFold4の方が良いのでは?と思った。
Twitter表示。Fold4の方が若干幅狭いが、視認性には大きく影響しなかったり。
ここでもやはり、片手でがっしり持てるFold4の方が使いやすいのでは?と感じてしまった。
マルチタスクに関してはFold4の圧勝。画面下部に表示できるタスクバーや、画面端に設置できるサイドバーより、サクッとアプリを呼び出すことが可能。
アイコンを長押しで移動させれば自由に分割ができる上に、サイズ調整も自由に行えるのだ。
3つ以上のアプリを同時に表示することができるし、分割レイアウトの保存もできるしで至れり尽くせり。
折り目が全く見えなかったり、圧倒的に薄かったり、より画面サイズが大きいのがMix Fold2の勝っている点だが、それが大きな影響を与えるかと言われれば微妙だった。
コンテンツの表示に関しては大きな差はないし、若干コンパクトに纏まっているFold4の方が持ちやすい。
OS面ではGalaxyの圧勝なので、相対的に見るとGalaxy Z Fold4でいいのでは?と思ってしまった。
カメラは「Xiaomi 12Sシリーズ」同様に、ライカとコラボしたものが搭載されている。メインカメラはソニーIMX766センサーを搭載。
本機では、ライカとシャオミの技術を組み合わせSNS向きの「Leica Vibrant」、自然な色調とコントラストでクラシックなライカの雰囲気を再現する「Leica Authentic」の2つの撮影スタイルを選択可能。
以下、作例をご紹介していく。
「Leica Vibrant」は、スマホカメラらしい濃いめの色合い。一方、「Leica Authentic」は自然に近い色合いの印象だ。
最大10倍までのズームが可能。画像は2倍ズームだが、特に粗っぽさは感じない。
5倍辺りから粗さを感じるようになるので、ズーム性能は高くないと思った方が良いだろう。
Leica専用のウォーターマークを任意で選択可能。これ以外にも何種類かあるのだが、個人的には鬱陶しいのでONにすることはあまりなかった。
夜景は他社のハイエンドクラスと比べると物足りなさを感じるが、普段使いには十分なレベル。
昼間であれば特に見劣る印象はないが、ズーム性能や夜景性能は高くはない。より高いカメラ性能を求める人はGalaxy Z Fold4やvivo X Foldら辺が適正だろう。
Xiaomi Mix Fold2のバッテリー容量は4,500mAh。
8インチのメイン画面ばかり使うスタイルだと、大画面故にそれなりにバッテリーを消費してしまうので、1日フルで使うのは厳しい印象だ。
基本的にサブディスプレイを中心にして、コンテンツ消費時のみメインディスプレイを使う…と言ったスタイルであれば1日~1日半は持つと感じた。
個人的には「Galaxy Z Fold4は多少もちが良い」という感じ。「素晴らしく良いじゃあないか」とはならなかったが、同じ使い方でも数%程度多くバッテリーが残っていた。
Xiaomi Mix Fold2は67W急速充電に対応している。専用の充電器を使うことで、約40分で90%程度バッテリーを充電可能なのだ。
朝起きて充電し忘れた…と絶望したとしても、出かける頃には100%まで完了しているというのは素晴らしく便利で、この速度に慣れるとスマホ選びの幅が狭くなってしまうという恐ろしい仕様。
ちなみに、Xiaomi Mix Fold2は薄さを追求しすぎたためかワイヤレス充電には非対応。車内で充電する際はワイヤレス充電に頼りっぱなしだったので、この点は少し痛かった。
僕のTwitterのDMに度々Xiaomi Mix Fold2についての質問が来るのだが、いちいち返信するのが面倒なので本記事で解決してみる。
いいえ
本機は日本語に非対応。ただ、ADBコマンドを使用することで簡易的な日本語化はできる。
簡易的な日本語化というのは、アプリ内や一部の設定のみ日本語化されるということ。すべて完璧に日本語化できるわけではない。
海外ショップ(Aliexpressや京東、etorenなど)やバイヤーに頼む。
たまにメルカリなどのフリマサイトで中古で売り出されているので、それを狙うのもあり。
僕としてはGalaxy Z Fold4。OSの作り込みは完全にGalaxyに分があるし、カメラ性能もZ Fold4の方が高いと思っている。日本版はおサイフケータイに対応しているので、その点も見逃せない。
焼けません。大陸版Xiaomi端末にeuROMなどのカスタムROMを焼くことで完全な日本語化ができるのだが、Xiaomi Mix Fold2向けのものは開発されていない。
というか、euROM開発チームがフォルダブル向けには開発しないみたいなことを言ってたようなので、期待しないほうが吉。
圧倒的に軽くて薄い折りたたみスマホ。8インチを気軽に持ち運べるというのは新鮮で、今まで触ってきた折りたたみスマホでは味わえない感覚だった。
ただ、8インチでのコンテンツ消費は、結果的にGalaxy Z Fold4のときとあまり変わらず、恩恵をあまり感じない。カメラ性能は弱くなるし、OS面では扱いにくさが残るしで、Galaxy Z Fold4を負かす存在とは思えなかった。
ビルドクオリティには目を見張る物があるが、その他の点は使いにくさを感じ、総合的に見ると微妙という結果に。薄くて大画面な折りたたみスマホというだけで飛びついたが、Z Fold4の方がより優位点は多かった。
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