Xiaomiの10周年記念の新型スマートフォン「Redmi K30 Ultra」のスペックが明らかにぶっ壊れているので紹介します。
完全にハイエンドスマホ並みのスペックを搭載しつつ、お値段が3万円台とか言うんだから驚きです。
120Hzのリフレッシュレート、ポップアップカメラ、有機EL、最高クラスの性能のSoCなどなど。。
どうみても、6万円くらいの中華スマホに搭載されるようなスペックだったりします。繰り返しにはなりますが、Redmi K30 Ultraは3万円台で買えるみたいです。
Redmi K30 Ultraはこんなスマホ
- 有機ELディスプレイ搭載
- リフレッシュレート120Hz
- タッチサンプリングレート240Hz
- ポップアップカメラ搭載
- 全画面フルディスプレイ
- 画面内指紋認証
- 4500mAh、33W急速充電
- Dimensity 1000+搭載
- 1,999元(約30,500円)から
やばくないですかねこれ。同じ価格帯で、Redmi K30 Ultraに勝てる性能のスマホは無いと言っていいと思うんですけどね。もしRedmi K30 Ultraより性能が良くて安いスマホあったら教えてください。
注目したいのがリフレッシュレート120Hzという点です。10万円を超えているP40Proというスマホですら90Hzだったりします。3万円のスマホに120Hzが搭載されているのはおかしいです。
さらにそれでいて有機ELディスプレイ搭載ということ。普通だったら液晶ディスプレイです。明らかに発色が違うので、満足感でいうと有機ELディスプレイの方が圧倒的に高かったり。
もう何もかもすべてがおかしいですよRedmi K30 Ultraは。なんでこの価格で提供できるか疑問です。
Redmi K30 Ultraのスペック
ディスプレイ | 6.67インチ 有機EL 120Hzリフレッシュレート タッチサンプリングレート240Hz |
サイズ | 163.3×75.4×9.1㎜ |
重さ | 213g |
OS | Android10ベースのMIUI12 |
SoC | Dimensity 1000+ |
RAM/ROM | 6GB/128GB 8GB/128GB 8GB/512GB |
カメラ | 外:64(メイン)+13(超広角)+5MP(マクロ)+深度測定 内:ポップアップカメラ 20MP |
防水防塵・イヤホンジャック | × |
スピーカー | デュアル |
バッテリー | 4500mAh 33W急速充電 |
5G | 〇 |

Redmi K30 Ultraの対応バンド
ドコモ:〇
Band19には対応していなかったりしますが、実用上、そこまで問題なかったりします。
僕はBand19非対応のRedmi K30 5Gを何か月か使っていましたが、地下鉄以外は非常に快適に使用できたのですよ。
地下鉄はほぼ使えないといってもいいですが、地上だと普通につながります。
5Gに関しては、ドコモで提供されている5G NRのうちSub6のn78・n79に対応しています。
Softbank:〇
Band1/3/8に対応しているので、全く問題なく使えます。
ただ、5Gに関してはソフトバンクで提供されている5G NR(Sub6・ミリ波)に非対応の端末なので注意です。
au:△
4Gで重要なバンドのうちバンド1のみ対応していますが、全国区をカバーするバンド18(26)に非対応なので微妙です。
auは通信が特殊なので多くの中華スマホは対応していなかったりします。auで使うのは避けておいた方がよかったりします。
5Gに関しては、auで提供されている5G NRのうちSub6のn78のみ対応しています。
楽天モバイル:△
4Gで重要なバンドのうちバンド3のみ対応していますが、楽天モバイルのパートナー回線(au回線)であるバンド18に対応していないので微妙です。
パートナーエリアの方が圧倒的に広いので、auが微妙なら楽天モバイルも微妙というわけです。
5Gに関しては、楽天モバイルで提供される5G NR(Sub6・ミリ波)に非対応です。
Redmi K30 UltraはDimensity 1000+を搭載
Redmi K30 Ultraは、Dimensity 1000+を搭載しており、性能は現時点でのスマホの中で最高クラスの性能だったりします。
DimensityのAntutuベンチマークスコアは、約52万点なので、何不自由ない性能を手に入れることができます。
ゲームの設定を高くしても快適ですし、タッチサンプリングレートも高いので指先の細かな動きにも対応可能ですから、音ゲーなどにも向いています。
普段使いから激重の3Dゲームまで、難なくこなせる性能が3万円で手に入るので、正直わけわかりません。
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他の3万円台のスマホの性能の2倍近いRedmi K30 Ultra
他のメーカーの3万円台のスマホだと、Antutuベンチマークスコアは大体20-25万点台がほとんどです。
「Antutuベンチマークスコアってなんだよ」って人は以下の記事をご覧ください。
Antutuベンチマークスコアが高いほど、良い性能のスマホということになるので、約52万点のRedmi K30 Ultraは、単純計算で他のメーカーのスマホの2倍くらいの性能を持っています。
しかもRedmi K30 Ultraは付加価値モリモリなので、明らかにRedmi K30 Ultraを買った方がお得だったりします。
Redmi K30 Ultraの美しい外観
Redmi K30 Ultraのカラーバリエーションは、ミッドナイトブラック / ムーンライトホワイト / ミントグリーン です。
特に僕はミントグリーンが気に入りました。僕の中では、「最近のAndroidスマホ=渋いカラーで大人っぽい雰囲気」だったりします。
しかし、このミントグリーンというカラーはポップな色合いで、愛くるしい、爽やかな印象を与えてくれます。
かなりビビッとくるカラーだったので、ちょっと買うか悩みます。買うとしたらミントグリーン一択なわけですよ。
Redmi K30 Ultraはポップアップカメラ搭載
Redmi K30 Ultraはインカメラが端末内に収納されるしくみの「電動式ポップアップカメラ」を搭載しています。
これによりノッチが消え去るので、完全にフルディスプレイとなるわけですから、迫力のあるコンテンツを楽しむことができます。
別モデルのRedmi K30 Proというスマホもポップアップカメラを搭載しているのですが、非常に動作が速く、すぐ飛び出してくれるのでストレスをほぼ感じなかったりします。
顔+指紋のダブルセキュリティ
ポップアップカメラを使えば顔認証を使うことができます。ただ、Redmi K30 Ultraは画面内指紋センサーも搭載しているので、どちらかというと指紋センサーの方が便利だったりします。
画面内指紋センサーの速度はまだ未知数ですが、大きなストレスを感じるほどの速度ではないと勝手に思っています。
画面内指紋センサー搭載のXiaomi Mi Note10liteを以前レビューしましたが、十分な速度で解除できた印象です。Redmi K30 Ultraも期待していいと思っていたりします。
Redmi K30 Ultraのディスプレイ性能は最高レベル
最初でも言った通り、Redmi K30 Ultraは有機ELディスプレイを搭載、リフレッシュレートは120Hz、タッチサンプリングレートは240Hzというフラッグシップスマホ並みのディスプレイ性能を持っています。
リフレッシュレート120Hzを搭載している低価格スマホはほかにも存在しますが、どれも液晶ディスプレイだったりします。
ところが、Redmi K30 Ultraは有機ELディスプレイです。発色も鮮やかですし、ダークモードの恩恵も受けれます。Always On Displayも使えるなど、液晶ディスプレイより勝っている部分が多いです。
120Hzのリフレッシュレートは電池消費が激しい
120Hzのリフレッシュレートは、確かに動作がすごく滑らかでとても楽しい体験ができるのですが、電池消費が激しいという欠点があります。
常時ONにしながらゲームなんてしていると、みるみるうちにバッテリーが減っていくので、常時ONにするのはあまりオススメしません。
以前、120Hz対応のRedmi K30 5Gを所持していましたが、バッテリー持ちが悪くなるので、普段はOFFにしていたんですよね。
あと、長時間見ていると気分が悪くなる可能性が高いので、局所的にONにするほうが賢い選択だったりします。
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Redmi K30 Ultraのカメラ性能はいかに
レンズ構成は「6400万画素メイン」「超広角」「マクロ」「深度測定」の4つ。クアッドカメラ。
深度測定用のレンズもついていることから、背景ボケ写真もきれいに撮れるでしょう。
さらに、マクロレンズの画素数も500万画素と、そこそこ高めにパワーアップしているので、物撮りもいけちゃいったり。
どれも使い勝手がいいレンズなので、幅広いシチュエーションで対応できたりします。やっぱり望遠は要らないのですよ。
公式サイトに掲載されていた作例を見る限り、かなり綺麗な写真が撮れそうな印象。
メインの6400万画素の写真だと、非常にクッキリはっきりした鮮明な写真が撮れることはもう検証済み(Xiaomi Mi Note10lite)なので、カメラ性能も十分期待できるわけです。
いやあ、カメラ性能も手を抜かずにあの価格で発売できるとか、Xiaomiさん頭おかしいですわ…(良い意味で)
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Redmi K30 Ultraは4500mAhバッテリー、33W急速充電
Redmi K30 Ultraのバッテリー容量は平均より少し大きい4500mAhを搭載。
普段使いなら全く問題ない容量で、2日半程度は持ってくれるといった印象です。有機ELディスプレイでダークモードを使用することでもう少し電池持ちが良くなったりします。
ただ、先ほども言った通り120HzのリフレッシュレートをONにした状態だとバッテリー消費が激しくなるので、電池持ちを気にするならOFFを推奨しておきます。
33Wの急速充電だと58分でMAXまで回復するらしい
Redmi K30 Ultra最大電力33W充電に対応しており、めちゃくちゃ早い充電速度とのことです。
公式サイトには、58分で100%回復とあるので、0→100%まで一時間かからないということになります。
本当にそんなに爆速で充電できるのかは謎ですが、それでもめちゃくちゃ早いのは確かです。(Nova5 Proで実証済み)
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Redmi K30 Ultraはデュアルスピーカー
ここは非常にうれしいポイントだったりします。
Redmi K30 Ultraは、底部のスピーカーに加え、上部からも音が出るので、デュアルスピーカーということになります。音の迫力や響きも段違いに良くなるので、とても期待できそうですね。。。
3万円台のスマホのくせに、音にまで手を抜いていないとか、普通のスマホだったら考えられないポイントだったり。
僕のメイン機のGalaxy Z Flip (定価17万円)はモノラルスピーカーだったりするので、Xiaomiを見習ってほしいです。
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Redmi K30 Ultraのグローバル版は出ないかも
Xiaomi Mi 10 UltraとRedmi K30 Ultraはグローバル市場への展開はしない方針か!? / https://t.co/TcK0aiHYnd
— 【公式】SIM太郎(中の人) (@mar_uni15) August 13, 2020
今のところ、名前を変えて各国で発売とか、グローバル版が出るとか、そういうことは考えていないみたいです。
ここはめちゃ残念。海外展開をしないなんて…
買う際は、Cn版を買うしかないみたいなので、注意してください。
Redmi K30 Ultraの良いところ・悪いところ
良いところ
- 値段安すぎ
- ディスプレイ性能最強すぎ
- 処理性能良すぎ
- スピーカー良すぎ(多分)
- カメラ性能も良すぎ(多分)
- バッテリー持ちも悪くない(多分)
- ポップアップカメラ
悪いところ
- 周波数バンドを気にする人はオススメできない
- イヤホンジャックなし(人による)
- 端末重量213gは重すぎ
- グローバル版が出ない可能性大
メリットの方があまりにも魅力的なので、デメリットが結構かすむといった感じです。
個人的には重さが気になります。
ケース込みだと240gくらい行きそうな感じなので、結構普段使いのスマホとしては微妙だったりします。
Redmi K30 Ultraは30500円から。
- メモリ6GB/容量128GB:1,999元(約30,500円)
- メモリ8GB/容量128GB:2,199元(約34,000円)
- メモリ8GB/容量512GB:2,499元(約39,000円)
完全に狂った価格で提供されるRedmi K30 Ultraですが、完全に性能と価格のバランスが釣り合っていないんですよね。
これを超えるコスパのスマホなんてないので、安くて高性能のスマホを探している人は検討してもいいのではないでしょうか。海外通販サイトからの購入にはなりますが。
多分日本では出ないと勝手に予想していますが、もし仮に日本で発売されたら一瞬で売り切れそうな予感がしたりしなかったり。
もし海外通販サイトで買う際は、以下の記事を参考にするとサクッと買えます。
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