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僕の理想の折りたたみスマホは「カメラ性能がフラッグシップ並みで、薄くて軽くて、デザイン性に富んでいる」こと。
そんな全てを兼ね備えた「HUAWEI Mate X3」が発売された。定価約27万円くらいするスマホだが、気づいたらいつの間にか手元に届いていて、いつの間にか来月のクレカ請求金額が30万円を超えていた…。
今回は「HUAWEI Mate X3」の実機レビューをお届けしていきたい。
OS | HarmonyOS 3.1 |
---|---|
Soc | Snapdragon 8+ 4G Mobile Platform |
メモリ | 12GB |
容量 | 256GB/512GB/1TB |
画面 | 6.4型有機EL(2504×1080)/7.85型有機EL(2496×2224) 120Hz |
カメラ | 5000万広角+1300万超広角+1200万望遠 |
インカメラ | 800万画素 |
電池 | 4800mAh |
寸法 | 156.9×72.4×11.08mm(収納時)、156.9×141.5×5.3mm(展開時)239g |
こちらがMate X3本体。本体色はブラック・パープル・シルバー・グリーンがあるが、今回はグリーンを選択。
背面はレザー素材。グリーンの渋めな印象とレザーの大人びた感じがいい感じに合わさっており、非常に所有感を満たしてくれる一台だ。
カラーによっては背面素材がガラスになっているが、個人的には指紋汚れが目立ちにくいレザーのほうが好み。
側面には音量ボタンと指紋認証センサー。
一つ気に入らないのが、指紋認証センサーがやや上の方にあるということ。同じサイズのAndroid端末と比べて、位置が高いので押しにくいのだ。
ここらへんは一ヶ月使ってもまだ慣れない…。
開くとこんな感じ。
某韓国系スマホメーカーのなんちゃらFold4と違って、隙間なく折りたたむことが可能。
なんでこういう事ができるかというと、折りたたんだ際にできる膨らみをヒンジ内部に収納しているから。こうすることで折り目が目立たないかつ、隙間なく折りたたんでいるように見せかけられるのだ。
こういった機構を持つ折りたたみスマホは多くあるが、大体が防水非対応。ただ、Mate X3はIPX8の防水性能を備えている。まじですごいぞHUAWEI。
水平にパカッと開くとこんな感じ。とても薄い筐体なのがわかるだろう。
この状態だと、一般的なスマホよりも薄い。
ヒンジは光沢仕上げ。
某Galaxy Z Fold4と比べるとだいぶスリムな印象を受ける。ヒンジがスリムなお陰で、手に持ったときに一般的なスマホと同じ感覚で扱えるのだ。
両面ともFull HD+有機ELディスプレイ、120Hzリフレッシュレートに対応。
折り目はそこまで目立たなく、指でなぞっても凹んでいる感触がない。
半年くらいGalaxy Z Fold4を使っていた僕だが、少々重さや厚みが気になりながらも、なんだかんだ気にいっていた。
ただ、Mate X3を手にした瞬間、「なんて低いレベルのビルドクオリティで満足していたんだろう??」と思わされたのだ。
刮目せよ、この薄さ。横にあるのはiPhone 13 miniなのだが、比べてみてもそこまで大きな差はない。
これ、折りたたんでる状態ですからね。その状態でもここまで薄いとは…いやぁHUAWEIアッパレ。
そのクセ、開くとiPhone 13 miniよりも薄いという有様。どうなってんのこれ。
この状態だとうっすい板チョコ持っているような感覚。これで7.8インチのタブレットだからすごい…。
閉じた状態だと普通のスマホと同じくらいの厚さ&軽さになるので、全くストレスなく使える。
Mate X3に慣れちゃうと、もうZ Fold4のような厚みは我慢できなくなるだろう。
フォルダブルは平均的に重量250~260gで、ポケットに入れると存在感が半端ないが、「Mate X3」は239gという驚異的な重量。
Mate X3でYouTube起動し、動画を視聴してみる。
薄型筐体ながら、スピーカーはクリアでそこそこ低音も効くので、物足りなさは感じない。重厚感や迫力はしっかり感じられるので、そこには感服だ。
本気は角度調整が自由に行える。Z Fold4と同様に、無制限の角度調整だ。
他メーカーの折りたたみスマホでも同様の機構は備わっているが、角度によっては支えきれずに倒れてしまったり、パタンと閉じてしまうが、Mate X3ではそんな心配はいらない。
Amazon Prime ビデオはHD視聴が可能。約7.8インチという大画面だと、スマホで見るより迫力がだいぶ増して没入感がすばらしい。
Kindleアプリでの読書も非常に快適。端末サイズが横に大きい分、片手でホールドするのはやや難しい。
薄くて軽いので、長時間保持していても疲れない。Mate X3を買ってから読書をする時間が増えたりする。
HUAWEIといえば、米国からの制裁によりGoogleサービスが使えない点だろう。Google関連のアプリは一切使えず、apkを入れても無駄。
HUAWEIの独自ストア「AppGallery」からアプリをインストールできるが、Playストアに比べると雲泥の差だ。
そのため、なんとかしてGMS(Google Mobile Service)を入れる必要があるが、正直いって面倒。導入できても色々不具合があるので、一般的なスマホと同じ使い方は厳しい。
ただ、「Lighthouse」というアプリを入れることでその問題点は解消される。
Lighthouseを導入するだけで、Google関連サービス(Playストアを除く)がすべて使えるようになるので、GMSを導入しなくても大丈夫というわけだ。
似たアプリで「G-Space」というものがあるが、あちらは仮想環境上でGoogleアプリを立ち上げて使用する…という仕組み。
Lighthouseを導入するだけで、今まで開くことすらできなかったGoogle Mapやドライブなどが一瞬で使えるようになる。
素晴らしいのが、「通知がきちんとくる」ということだ。GMS導入に当たっての懸念点が、通知がこないということ。こうなればメインスマホとしては使えないだろう。
Lighthouseは面倒な工程を踏まなくとも導入は簡単だし、各種アプリの通知が瞬時に来る。
Lighthouseにも弱点はある。Playストアが使えないので、アプリをインストールするには別のストアや、ネット上からapkファイルを落としてくる必要があるのだ。
Aurora StoreというストアアプリはPlayストアに近いアプリの豊富さで使い易いが、Playストアで購入した有料アプリやゲームの課金はできないため、どうしてもストレスが溜まる。
一応、ゲームしないし有料アプリも対して購入しない僕には、Mate X3でも十分メインスマホとして使えている。でも使いにくいのは否めないので、そういうストレスが嫌な人はまず買うべきではない。
Galaxy Z Foldシリーズに搭載される「One UI」は、マルチタスクに特化した機能が用意されている。
複数ウィンドウ表示や最大3画面分割、タスクバー・サイドバー、分割画面の保存など、一度に色々なことがやりたい人には素晴らしいソフトだ。
HUAWEI Mate X3はどうなんだい?ということだが、横のみの分割に対応している。縦に2分割は無理。
また、3分割や、分割画面の大きさ変更はできない。どれもZ Foldシリーズならできることだ。
フローティング表示はできる。ただ、ウィンドウのサイズを自由に変えることはできないので、地味に使いにくい。
同時に複数の作業がしたい人には物足りなさを感じることだろう。僕はほぼ使わないので、この点についてはどちらでもよかったりする。
Mate X3にはHUAWEIのイメージングブランド「XMAGE」の技術がふんだんに盛り込まれている。
Leicaとの事業提供が終了したが、今度は自社の独自ブランドを全面に押し出しているようだ。
カメラ構成は以下のとおり。
Mate X3で撮影した作例は以下のとおりだ。
Mate X3では彩度の補正が結構入るので、派手目な写真が撮れる。色味が薄い写真よりは濃いほうが好みなので、この調節はアリだと感じた。
特に料理写真では絶大に効果を発揮しており、彩度が高いおかげでくっきりとしたメリハリのある写真に仕上がる。ぱっと見の印象が結構良いので、簡単にメシウマ写真が量産できるのだ。
Galaxy S23 Ultraなどのズーム性能に長けている機種よりかは、解像感に劣る印象。細部のディテールの表現が弱く感じる。
なんとか補正のおかげで見れる写真にはなっているが、拡大してみると結構粗めだ。
10~15倍辺りまでは十分実用的。ペリスコープレンズのお陰で遠くの被写体もしっかりきれいに撮れる。
暗い部分もノイズが乗る事なく撮れている。
まず無いので期待しなくてOKです。
Mate X3(グローバル版)だと、GMSを入れるのが困難。スマートウォッチの多くはGoogle開発者サービスがないとペアリングすらできません。そのため、ほとんどのスマートウォッチとの相性は悪いと言えます。
ただ、HUAWEI WATCHシリーズは問題なくペアリング可能です。
27~29万円位を見ておいたほうが良いでしょう。輸入バイヤーに頼むか、海外ECサイトで購入できます。
バッテリー設定で、バックグラウンドでの起動、自動起動の設定を許可しておけば来ます。
ビルドクオリティについては、2023年に発売された折りたたみスマホの中でも覇権レベルと言えるだろう。改めてMate X3を触ってみて、折りたたみスマホにおける技術の進歩をまざまざと感じさせられた。
これだけ薄い筐体ながら、ペリスコープ望遠や大容量バッテリー、おまけにIPX8防水まできたもんだ。他社の折りたたみスマホとは次元の違う作りなのは間違いない。
すべてを台無しにするGMS非搭載だが、Lighthouseのおかげである程度使いやすくはなっている。現に、僕は1ヶ月の間メインスマホとして運用してきた。
あとは値段だろう。どのECサイトでも27万円~なのは確実だ。この金額をこんなゲテモノスマホに費やす人は決して多くないだろう。もし興味あればチェックしてみてほしい。
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