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『コンパクト×ハイエンド』がウリでニッチな層に爆刺さりだったZenfone 9に、待望の後継モデルが登場した。
新モデルである『Zenfone 10』は前作の問題点を軒並み解消しており、とても完成度の高い一台になっている。
実際に数週間使用したので、本記事ではZenfone 10のレビューをお届けしたい。買う際の参考になれば幸いだ。
Zenfone 10はASUSの最新フラッグシップモデル。昨年のZenfone 9に続き、『コンパクトスマホ』のコンセプトを引き継ぎブラッシュアップされた一台となっている。
今作から『グリーンカラー』が追加されたり、ワイヤレス充電に対応したりと、前作の不満点が軒並み改善。それでもって10万円を切る価格設定はさすがとしかいえない。
OS | Android 13, ZenUI |
SoC | Snapdragon 8 Gen 2 |
メモリ | 8 / 16GB, LPDDR5X |
容量 | 128 / 256 / 512GB, UFS4.0 |
画面 | 5.9インチ, FHD+ (2400×1080), ワイド AMOLEDディスプレイ, リフレッシュレート: 144Hz, 輝度: 1100cd/m2, Gorilla Glass Victus |
アウトカメラ | メイン: 5000万画素 (IMX766), 超広角: 1300万画素 |
インカメラ | 3200万画素 |
電池 | 4300mAh, 30W有線急速充電, 15W Qi無線充電, |
音響 | ステレオスピーカー, イヤホンジャック, Hi-Res, Dirac HD Sound, Dirac Virtuo |
5G | n1/n2/n3/n5/n7/n8/n12 /n20/n28/n38/n41/n77/n78 |
4G | FDD-LTE:B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8 /B12/B17/B18/B19/B20/B26/B28 TD-LTE:B34/B38/B39/B40/B41/B42 |
生体認証 | 側面指紋/顔 |
防塵防水 | IP68 |
寸法 | 146.5 x 68.1 x 9.4mm, 172g |
本体色 | Black, Blue, Green, Red, White |
初回価格 | 8+128GB: 税込99,800円 8+256GB: 税込112,800円 16+512GB: 税込134,800円 |
早速中身を見ていこう。付属品は以下のとおり。
注意してほしいのが、『保護フィルムは最初から貼られていないこと』『専用ケースは見栄えが悪いのでサードパーティ製ケースを予め用意すること』だ。
こちらがZenfone 10本体。
ポリカーボネートとポリウレタンによる「新素材」を採用。手触りは紙のようだったり、アスファルトのようだったり…といろいろ思い浮かぶが、総じてマットな質感だというのはお伝えしておきたい。
背面にはガンプラのデカールのような赤矢印が刻印されている。地味だが、このちょっとした赤色が良いアクセントになっている気がする。
背面を拡大してみるとこんな感じ。
前作のZenfone 9では『経年劣化で背面の印字が消えてしまう』ことがあったので、長く使う場合はケースは必須だ。
側面には電源ボタン兼指紋センサー、音量ボタン。こちらにも印字が施されており、細部のディテールにまで拘っているのがうかがえる。
底面にはスピーカー、Type-Cポート、マイク、SIMピン。
今となっては搭載している機種を探す方が難しい『イヤホンジャック』の姿が。最近だと、国産スマホとタブレットでしか見かけないが、ASUSはずっとこの姿勢を貫いている。
フレームとの継ぎ目の処理は少々甘め。ここらへんはコストカットが見て取れる。高価なハイエンド機ほど個々の処理が滑らかなのだが、Zenfone 10はおおざっぱだ。
画面は約5.9インチの有機ELフラットディスプレイ。左上にインカメラを収めたパンチホールを備える。
ベゼルは上下不均等。下部に関しては格安スマホ並に太く、不格好だ。黒い壁紙を適用するなどすればごまかせる。
専用ケースが付いてくるの非常にありがたいが、せっかくの背面の質感が損なわれてしまうし、不格好になるのであまり付けたくはない。
また、非常に取り外しがしにくいので傷をつけてしまうのでは?という心配がある。
Zenfone 10は、5.9インチの有機ELディスプレイを搭載。横幅68.1mm、重量172gと非常に軽量コンパクトな筐体サイズだ。
縦幅がいくらかある分、すべての操作を片手で行うのは厳しいが、それでも他機種に比べれば抜群に扱いやすい。
近年大型化するスマホトレンドに逆らったハイエンド機はZenfoneくらいなので、この流れを絶やさないでほしいのが位置ユーザーの意見。
iPhone 15 Proと比べるとこのサイズ感。縦幅はほぼ一緒で、横幅が小さくなったり重量が少なくなっている。
横幅70mmを切ったあたりから格段に持ちやすくなる印象で、Zenfone 10の68.1mmは絶妙な取り回しの良さだと感じた。
iPhone 13 miniと比べてみる。同じコンパクトサイズだが、上の方まで指が楽に届く13miniのほうがやはり扱いやすい。
Zenfone 10ではピュアAndroidをベースとした『ZenUI』が搭載されている。
ぱっと見はピュアAndroidらしさ前回だが、細部はASUSオリジナルの工夫が施されているようで、ピュアAndroidで使いにくいと思っていた点が改善されていたりする。
ZenUIで追加されている機能は『ヒント』で確認できる。
システム環境設定では、UIの仕様をピュアAndroidかASUSオリジナルのどちらかで選択可能。
ASUSオリジナル仕様のほうがより洗練された作りになっているので、基本的にはこちらを使ったほうがよいだろう。
ピュアAndroidでは何故か不可能な、クイックパネルからのWi-Fiオフ機能が使える。
その他にはロック画面のスタイルを変更できたり、ツインアプリが使えたり、ジェスチャー操作ができたりと、様々なカスタマイズができるので、使い勝手は非常に良いと感じた。
ただ、GalaxyのOneUIのような膨大なカスタマイズ性は備えていないので、もっと凝った設定にしたい人には不向きなUIだろう。
Zenfone 10はコンパクトなサイズ感でありながら4,300mAhの大容量バッテリーを搭載。
ドライブ中にYouTubeやSpotifyを垂れ流す…といった超ヘビーな使い方をしても1日は十分持つ。軽くSNSや動画視聴など、一般的な使い方であれば2日くらいはしっかり持つのではないだろうか。
基本的に、モバイルバッテリーを持ち運ぶ必要はないくらいのバッテリー持ちなので、多くの人はZenfone 10で困ることはないと感じる。筐体サイズはコンパクトだが、搭載されている『Snapdragon8 Gen2』の省電力性能が高いおかげかもしれない。
充電速度は最大30Wで、0%から100%まではおおよそ1時間30分程度でフル充電できる。
可もなく不可もなくといった充電速度。50%充電するには40分程度かかるので、充電し忘れた場合はそれなりに時間を有するだろう。
なお、今作から『ワイヤレス充電に対応』した。以前のZenfone 9では非対応だったので、大きな一歩だ。日常的に使う上でも充電ケーブルを繋ぐ手間が無いのは便利。
Zenfone 10は「FeliCa(おサイフケータイ)」に対応してる。
FeliCaが搭載されているスマートフォンを読み取り端末にかざすだけで決済が可能だ。
Zenfone 10は『広角』『超広角』カメラの2眼構成。望遠カメラは備えていないので、ズームしたい場合はメインカメラからデジタルズームして1.5〜2倍の画角で撮影するスタイルだ。
この日は生憎の曇り空。まずは標準の広角カメラで撮影してみた。
色合いは過度な味付けなどなく、自然に忠実な印象。自然光の場合はあまり明るく撮れないが、それはそれで悪くない。
2倍ズーム。普段の画角と違い、『カメラ的な』画角として撮れるので気に入っている。専用のボタンが表示されているので、ワンタップで切り替えられるのが便利だと感じた。
デジタルズームだが粗さは特段気にならず、これであれば実用的と言えるだろう。
2倍を超えたあたりからだんだん粗さがわかるようになり、塗り絵っぽくなっていくので注意。
2倍望遠を活用する事で、卓上の被写体にピントを当てて大きく写したいシーンにも比較的対応できるのが嬉しいところ。
1倍と比べると撮影者の影も写り込みにくいので、テーブルフォトでは重宝する。
Zenfone 10のメインカメラのレンズはf/1.9ということで、室内だと若干暗めに写るのがわかる。
暗いシーンでズームすると細部が潰れまくる。
Zenfone 10には、vivoで言う『星空モード』のような撮影モードが備わっており、十数秒スマホを保持し続ける必要はあるが、上のような躍動感あふれる一枚が撮れる。
Zenfone 10はeSIM非対応です。
使えません。
刺さる人には刺さる、コンパクトサイズなハイエンド機。小型スマホの弱点でもある『バッテリー持ち』はSnapdragon8 Gen 2の登場で解消されたので、もはや弱点らしい弱点はなくなったように見える。
価格については、他社メーカーの怒涛の値上げに対して10万円を切る値段設定。ところどころコストカットの影響は感じられるが、総合的に見ればささいなことだ。
IIJmio経由だとMNP割引が入り8万円切りで購入もできるので、興味あればチェックしてみてほしい。
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