記事内に広告を含む場合があります。
当サイトの記事内では「アフィリエイト広告」などの広告を掲載している場合があります。
消費者庁が問題としている「誇大な宣言や表現」とならないよう配慮しコンテンツを制作していますのでご安心ください。
問題のある表現ま見つかりましたらお問い合わせいただけると幸いです。
当サイトの記事内では「アフィリエイト広告」などの広告を掲載している場合があります。
消費者庁が問題としている「誇大な宣言や表現」とならないよう配慮しコンテンツを制作していますのでご安心ください。
問題のある表現ま見つかりましたらお問い合わせいただけると幸いです。
Googleの最新モデル Google Pixel 8 / 8 Proを両機種とも購入した。
2週間程度使ってみたのでレビューしていきたい。どちらを買うか悩んでいる人の参考になれば幸いだ。
モデル名 | Pixel 8 | Pixel 7 |
---|---|---|
プロセッサ | Tensor G3 | Tensor G2 |
メモリ | 8GB LPDDR5X | 8GB LPDDR5 |
ストレージ | 128GB/256GB UFS 3.1 | 128GB/256GB UFS 3.1 |
ディスプレイ | 6.2型1,080×2,400ドットOLED (Actuaディスプレイ、60~120Hzのスムーズディスプレイ対応) | 6.3型1,080×2,400ドットOLED(最大90Hz) |
背面カメラ | 5,000万画素F1.68広角 1,200万画素F2.2超広角 | 5,000万画素F1.85広角 1,200万画素F2.2超広角 |
前面カメラ | 1,050万画素F2.2 | 1,080万画素F2.2超広角 |
生体認証 | 指紋認証、顔認証 | 指紋認証、顔認証 |
モバイルネットワーク | 5G Sub-6(Nano SIM+eSIM) | 5G Sub-6(Nano SIM+eSIM) |
無線機能 | Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3、NFC(FeliCa) | Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、NFC(FeliCa) |
コネクタ | USB 3.2 Type-C | USB 3.1 Type-C |
防水防塵 | IP68 | IP68 |
バッテリ駆動時間 | 24時間以上 最大72時間(スーパーバッテリーセーバー使用時) | 24時間以上(4,355mAh) Qi、急速充電対応 |
カラー | Obsidian Hazel Rose | Lemongrass Snow Obsidian |
サイズ | 70.8×8.9×150.5mm | 73.2×8.7×155.6mm |
重量 | 187g | 197g |
価格(発売時) | 128GB:11万2,900円 256GB:12万2,900円 | 128GB:8万2,500円 256GB:9万7,900円 |
Pixel 8は、8 Pro以上に進化した印象だが、それでも実際の使用感に直結する点は少ない。
リフレッシュレートやSoC、AI機能の強化が大きな変更点といったところか。ついに11万円を超えてしまい、ハイエンドスマホの価格帯に足を踏み込んだPixel 8。スペック的には他社の同価格帯のスマホと比べると『残念』というしかあるまい。
機種名 | Pixel 8 Pro | Pixel 7 Pro |
---|---|---|
サイズ (高さ×幅×厚み) | 162.6mm×76.5mm×8.8mm | 162.9mm×76.6mm×8.9mm |
重量 | 213g | 212g |
カラー | ・オブシディアン ・ポースレン ・ベイ | ・オブシディアン ・スノー ・ヘーゼル |
CPU | Google Tensor G3 | Google Tensor G2 |
メモリ | 12GB | 12GB |
ストレージ | 128GB・256GB・512GB | 128GB・256GB |
アウトカメラ | 広角カメラ:5,000万画素 超広角カメラ:4,800万画素 望遠カメラ:4,800万画素 | 広角カメラ:5,000万画素 超広角カメラ:1,200万画素 望遠カメラ:4,800万画素 |
インカメラ | 1,050万画素 | 1,080万画素 |
ビデオ撮影 | 4K撮影 スローモーション撮影 | 4K撮影 スローモーション撮影 |
ディスプレイ | 6.7インチ QHD+ LTPO OLED | 6.71インチ QHD+ OLED |
最大輝度 | 最大2,400ニト | 最大1,500ニト |
リフレッシュレート | 1~120Hzの可変式 | 10~120Hzの可変式 |
バッテリー容量 | 5,050mAh | 5,000mAh |
急速充電 | 最大30W | 最大23W |
ワイヤレス充電 | 最大23W | 最大23W |
生体認証 | 指紋認証/顔認証 | 指紋認証/顔認証 |
SDカード | – | – |
イヤホンジャック | – | – |
防水・防塵性能 | IP68 | IP68 |
充電端子 | USB Type-C | USB Type-C |
おサイフケータイ | 対応 | 対応 |
SIM | nanoSIM/eSIM | nanoSIM/eSIM |
5G | 対応(Sub-6/ミリ波) | 対応(Sub-6) |
発売日 | 2023年10月12日 | 2022年10月13日 |
価格 | 159,900円〜 | 124,300円〜 |
Pixel 7 Proは『12万円するけど、まぁ…許すか』といったスペックだったが、円安の影響なのかPixel 8 Proは約16万円にまで値上げされてしまった。
さすがに値段に釣り合っていない感(悪い意味で)がやばいだろう。
まずはPixel 8。背面は傷が付きにくい Corning Gorilla Glass Victusが採用されており、ガラス特有のなめらかな手触りが特徴だ。
カラー展開は3色。Hazelは画像では緑系の色だが、実際はもう少し薄い色合いだ。
サイドフレームはアルミ素材。
カメラバンプは割とある印象。角が立っているので指で支える際は刺さって痛い。
使いにくいボタン配置は本モデルでも健在。他メーカーのAndroid機と電源ボタン・音量ボタンの位置が逆なので移行してくると使いにくくてしょうがないのだ。
画面サイズは6.2インチ。重さは187gと軽量な部類。横幅は8.9mmと、ちょうどいいサイズ感だ。
こちらがPixel 8 Pro。
カラー展開はPixel 8 と同じく3色。※Obsidianは両機とも共通なため画像を流用している。
Porcelainはややシャンパンゴールドよりの色合いで、どれか一台選ぶならこれだろう。
Bayは他では見かけないポップなブルーカラーが特徴だ。
Pixel 8 と違い、背面はサラサラとした手触りのマット仕上げ。よくある感じのざらついた手触りではなく、スベスベとした感じ。
サイドフレームは鏡面仕上げ。高見えするのはいいが、ちょっとした傷が目立ちやすいためケース保護は必須だ。
どちらもフラットディスプレイ。ガラスフィルム選びがしやすくなったのが良い点だ。
Pixel 8 / 8 Proを並べてみるとこんな感じ。Pixel 8 Proは6.7インチディスプレイなので、Pixel 8と比べると一回り以上大きく、かなり重量がある。
多くの人にとって扱いやすいのは間違いなくPixel 8のサイズ感だろう。Pixel 8 Proはさすがに巨大すぎるので、店頭で触ってから検討してほしい。
両者を比べた場合、背面がガラス素材のPixel 8 のほうが高見えするのは気のせいだろうか。
Pixel 8(Tensor G3)のAnTuTu Benchmark 3回連続測定結果。2回、3回めはPixel 7 Pro(Tensor G2)を下回る残念な内容となっています。 pic.twitter.com/unrxpL1yxF
— 📶🌿😷📷ハイパーガジェット通信公式アカウント📷😷🌿📱 (@hypergadgets77) October 13, 2023
SOCは、最新のGoogle Tensor G3を採用。Pixel 8 / 8 Proでは共通のものが使われており、性能に差はない。
AIの中枢であるTensor Processing Unit(TPU)はTensor G2よりも0.1GHzのクロックアップされており、今まで以上に複雑な処理を高速で行えるようになった。
Antutuスコアは他社メーカーのSnapdragonやDimensityシリーズと比べてもやや控えめ。とはいっても、Tensor G3はAIにAI性能に特化したSoCのため、数値には出てこないユーザー体験があるので、そこらへんはご愛嬌といったところか。
激重ゲーム『原神』で検証してみる。設定は、中設定・フレームレート60FPS。
平均44FPSあたりを推移しており、最新のハイエンド機が50FPS後半で動作するのを考えると少し非力な印象だ。
というか、これはミドルスペック帯のAndroid機と同等のレベル。一つ前にレビューした『OPPO Reno10 Pro』と似たような動作感だ。
プレイしている間はかなりの温度。電力効率が悪く、みるみるバッテリーが減っていくので長時間のプレイはしたくない。
デフォルトの設定(中設定・30FPS)でプレイすればまだ快適なのだが、15万円のスマホとしてみると全く褒められるものではない。
ゲーム用のスマホで考えると『Pixel 8/8 Proはおすすめできない』という評価になるだろう。
撮影した動画の雑音や声をスマホが認識して、ノイズや特定の音だけをノイキャンのように消せてしまう『消しゴムマジック』。
こちらはPixel 8/ 8 Proだけが使える機能(現時点)だ。Pixel 8シリーズのハードウェアでしか実現できるというわけではなく、ただ単に以前のモデルでは対応していないだけだと思うので、今後アプデで対応する可能性は多少あるだろう。
実際に使ってみる。Googleフォトアプリから『編集』→『音声』の順に進むと音声消しゴムマジックが登場。
自動で解析が始まり、消したい音声が項目される。スライダーで消し具合を調整できるので、目立たない程度に消すことも可能。
音声消しゴムマジック
— jiyoung (@yukime_jiyoung) October 29, 2023
①適用前
②適用後
声だけが消えてBGMが残ってる…! pic.twitter.com/42HBVt4EH0
音声消しゴムマジックを適用する前と適用後では、人の声が明確に消えているのがわかるだろう。
今回は人の声だけを消しているが、逆にBGMだけを消すことも可能。思った以上に自然に消えているので、十分実用的なレベルだと感じた。
「ベストテイク」は、10 秒以内に 5 ~ 7 枚の連写撮影をし、その中から 1 人ずつ良い表情を選択して、1 枚の集合写真を作ることができる機能だ。
集合写真を何枚か撮影した後にGoogleフォトから「ベストテイク」を選ぶだけでよく、自動的に複数の類似した写真からベストな顔をAI技術で判断し、入れ替えてくれる。
こちらも現時点ではPixel 8シリーズにしか提供されていない。
Pixel 8 | Pixel 8 Pro | |
カメラ | 超広角:12MP、F2.2、画角 125.8° 広角(メイン):50MP F1.68 1/1.31型、光学式手ブレ補正、 | 超広角:48MP 超広角 ƒ/1.95 画角 125.5° 広角(メイン):50MP、 F1.68 1/1.31型、光学式手ブレ補正 望遠:48MP ペリスコープ望遠 ƒ/2.8 光学ズーム 5 倍 |
Pixel 8はデュアルカメラ、Pixel 8 Proは望遠がついたトリプルカメラ仕様。
メインカメラの写りは両者差はない。GalaxyやXiaomiなどのような濃い味付けではなく、そのままの色合いに近い印象を受ける。
空の色はAIで多少味付けされているようだが、違和感は特にない。
Pixel 8 / Proどちらも背景のボケ具合の処理が秀逸。葉の細部までしっかり認識されており、キレイにくり抜かれている。
解像度もなかなかのもので、ピントを合わせてシャッターボタンを押すだけでこのクオリティが作れるのは驚きだ。
ズーム時は近くのものにはピントが合いにくいので、メインカメラで近づいたほうがキレイに撮れる。
シャッタースピードを長くする長時間露光モードがどちらにも用意されている。
長時間露光での撮影では、肉眼では見ることのできない、まさに流れるような光景を写すことが可能。プロモードからSSを変更しなくとも手軽に撮影できるので、星空や川といったシーンでは使ってみると面白いだろう。
ただ、望遠カメラがないPixel 8でズームしながらだと流石に粗さが出てくる。
どちらも白飛びやノイズは抑えられており、写りに差は感じない。
Pixel 8 Proのズームについては光学5倍、AIによる超解像ズーム30倍の性能。光学5倍望遠を備えているので、粗さや潰れは特に感じず、解像感高めの一枚に仕上がる。
30倍ズームに関しては、”超解像”と謳うようなシロモノではなく、ボヤ~っとした仕上がりになる。ただ、これでもシルエットや文字潰れは起きていないので何が写っているかははっきり識別可能。
Pixel 8に関しては、望遠カメラがないので最大8倍までのデジタルズーム。2~3倍までなら解像感を損ねない、クッキリとした写真が取れる。
最大ズームだとかなり粗目になるので、普段使いでは避けたほうが良いだろう。
3倍ズームまでなら十分きれいな仕上がりなので、望遠を多用する人でなければPixel 8で良いのでは?と感じた。
バッテリー容量はPixel 8 Proのほうが大きいのだが、実際使ってみると両者大きな差はなかった。
YouTubeやX(Twitter)を2~3時間、LINEなどのSNSをちょこちょこ触る程度の使用スタイルで、朝8時から夜20時まで使い続けたところ、20時に残量49%という結果に。
Pixel 8 Proのほうが数%残量が上回ったが、所詮その程度。原神を長時間やり込む…といったスタイルじゃない限り1日半kらいは持ちそうだ。
充電速度は両者とも30Wと、かなり低い値。Google純正の30W充電器を使えば30分で約50%の充電が可能のようだが、それでも遅い。
他メーカーはすでに高速充電とバッテリー寿命を両立した機種を幾台もリリースしており、今では80W程度じゃ珍しくないのだ。
個人的には『Pixel 8』をおすすめしたい。Pro版との違いは大して多くなく、明確なのはディスプレイサイズ・ズーム性能くらい。普段から5倍以上のズームを多用したり、大きい画面でコンテンツを楽しみたい人はProを選ぶべきだろう。
Pixel 8でも十分なディスプレイサイズだと感じるし、3倍ズームまでなら劣化が少ないのでPixel 8で事足りる。AIの新機能は両機種で使えるし、SoCはどちらも共通なので処理速度に差はない。
駆動時間も似たようなものだし、Pixel 8でも120Hzに対応している。
であれば、お値段が安くてバランスが取れた『Pixel 8』で良いのではないだろうか。
この記事が気に入ったら
フォローしてね!