記事内に広告を含む場合があります。
当サイトの記事内では「アフィリエイト広告」などの広告を掲載している場合があります。
消費者庁が問題としている「誇大な宣言や表現」とならないよう配慮しコンテンツを制作していますのでご安心ください。
問題のある表現ま見つかりましたらお問い合わせいただけると幸いです。
当サイトの記事内では「アフィリエイト広告」などの広告を掲載している場合があります。
消費者庁が問題としている「誇大な宣言や表現」とならないよう配慮しコンテンツを制作していますのでご安心ください。
問題のある表現ま見つかりましたらお問い合わせいただけると幸いです。
Googleの折りたたみスマホ初号機「Pixel Fold」を購入したのでレビューしていきたい。
Pixel Foldは折り畳むと5.8インチ、開くと7.6インチの2つの画面をもつフォルダブルスマートフォンだ。
Galaxy Z Foldは開くと縦長形状のタブレットになるが、Pixel Foldは横長形状になるのが特徴。
折りたたんだ状態だと普通のスマホサイズになるので、Z Foldシリーズと比べて扱いやすい。
モデル | Google Pixel Fold | 参考.Galaxy Z Fold5 |
---|---|---|
ディスプレイサイズ | 内折:約5.8インチ 外側:約7.6インチ | サブ:約6.2インチ メイン:約7.6インチ |
解像度 | 内折:2,092 x 1,080 外側:2,208 x 1,840 | サブ:2316 × 904 メイン:2176 × 1812 |
リフレッシュレート | 最大120Hz | 最大120Hz |
OS | Andorid 13 | Andorid 13 |
本体サイズ | 開いた時:約139.7 × 179.5 × 5.8mm 閉じた時:約139.7 × 79.5 × 12.1mm | 開いた時 : 高さ154.9×幅129.9×厚み6.1mm 閉じた時 : 高さ154.9×幅67.1×厚み13.4mm |
重量 | 約283g | 約253g |
バッテリー容量 | 4,821mAh | 4400mAh |
充電速度 | 30W急速充電 | 最大25W |
ワイヤレス充電 | 対応 | Qi規格対応 |
CPU | Tensor G2 | Snapdragon 8 Gen 2 for Galaxy |
メモリ | 12GB | 12 GB |
ストレージ | 256GB | 256GB/512GB/1TB |
メインカメラ | 標準:48MP f/1.7(OIS) 超広角:10.8MP f/2.2 望遠:10.8MP f/3.0 光学5倍 | 標準:50MP 超広角:12MP 望遠:10MP 光学3倍 |
フロントカメラ | フロント:9.5MP インナー:8MP | サブ:4.0MP f/1.8 メイン:10MP(UDC) |
SIM | デュアル SIM (nanoSIM x 1 と eSIM x 1) | nanoSIM×eSIM |
5G | sub-6,ミリ波 | sub-6,ミリ波 |
認証 | 指紋 (顔認証非対応) | 指紋、顔 |
Felica | 対応 | 対応(国内版のみ) |
防水 | IPX8 | IPX8 |
価格 | 約25.3万円〜 | 不明 |
カラー | Porcelain Obsidian | ファントムブラック クリーム アイシーブルー |
Pixel Foldパッケージ。中身は実にシンプルで、以下のとおりだ。
定価25万円のスマホなのだから、ケースくらいは付けてほしかった。中華折りたたみスマホだと、ACアダプタやケースが付くのは普通なのだ。
こちらがPixel Fold本体。本体カラーは「Porcelain」を選んだ。
ぱっと見はホワイトなのだが、よく見ると若干ベージュも入っており、ポップで可愛らしい色合いだ。
背面はガラス素材(Corning Gorilla Glass Victus)を採用。サラサラとした手触りで、指紋や埃が目立たない。
底面にはType-Cコネクタ、マイク、スピーカー、SIMスロットを備える。
フレームは鏡面仕上げで、非常に光沢感ある作りだ。傷や指紋汚れが目立ちやすい反面、光の反射でキラキラ輝く姿はとても美しい。
僕はマット仕上げよりも、光沢仕上げのほうが所有感が満たされて好きなので、この仕様は嬉しいと感じる。
反対側はマイク、スピーカー。
側面には電源ボタン兼指紋認証センサー、音量ボタン。
いつも思うのだが、Pixelシリーズだけ他のAndroidスマホと違って、音量ボタンと電源ボタンが逆なのが意味不明。
普段はGalaxyを使っているのだが、乗り換えるとすごく違和感を覚える。この仕様変更で幸せになる人がいるのか疑問だ。
サブディスプレイ。
画面サイズは5.8型。解像度2,208×1,840のOLED スムーズ ディスプレイで、最大 120 Hzのリフレッシュレートに対応する。
開くと7.6型の大画面ディスプレイが登場。解像度は2,092×1,080(FHD+)で、こちらも120Hzリフレッシュレートに対応している。
メインディスプレイ右上のフレーム上にはインカメラが搭載。
Pixel Foldのベゼルがいかに太いかがわかるだろう。指を置くスペースとしては悪くないが、見た目が不格好すぎるのでやめてほしい。
折り目に関しては、ハッキリ視認できる。折りたたみ初号機なら十分なクオリティだろう。使っていると気にならないので、僕としてはここで減点することはない。
閉じたときの隙間はゼロ。
なんでこういう事ができるかというと、折りたたんだ際にできる膨らみをヒンジ内部に収納しているから。こうすることで折り目が目立たないかつ、隙間なく折りたたんでいるように見せかけられるのだ。
ヒンジの角度調整はかなり自由に行える。180°に近い角度でも固定できるので、柔軟な使い方が可能だ。
他社の折りたたみスマホでは、ディスプレイを折り曲げるための爪のようなパーツが見られるのだが、Pixel Foldでは見かけない。
正直に言えば、「めちゃくちゃ重い」。Pixel Foldの重さは283g。ケース込みだと300gを超えるので、片手で持つには少々無理がある。
ただ、「Pixel Foldは片手で持つ」ことを捨てればそこまで苦にならない。両手持ちするには十分な横幅なので、両手持ち推奨端末のようにも思える。
Pixel Foldは閉じた状態のサイズ感が絶妙で、画面の表示域も広く使いやすいのが魅力的だ。
開くと重さが分散され、いくらか持ちやすくなる。ただ、横幅がだいぶ広がるので片手持ちは無理だ。
これはどの記事でも触れられているが、「Pixel Foldでアプリを開いても全画面表示されないものが多くある」という点。
上の画像はTwitterを開いている様子だが、左右に余白が広がり、iPhone13 miniと同じくらいの表示領域になっている。
これではせっかくの7.6型スクリーンを活かせないではないか。「バグか何かか?」とも思ったが、Google的には「ただ表示を引き伸ばすのでなく、デュアルスクリーンを推奨」しているのかと考えた。
7.6型スクリーンで1つのアプリを表示させるよりも、2つのアプリを横並びで表示させたほうがスマートだし、見やすくない?と言っているかのよう。
事実、アスペクト比的にも2つ横並びのほうが、サイズはピッタリで操作性も良いのだ。
Google製アプリや、Amazonなどの一部のアプリはデフォルトで全画面表示に対応している。
画面を回転させればこのように全画面表示ができるが、視点移動が多くなって見やすいとは感じない。
写真や動画を表示するには良いが、文章コンテンツとの相性は良くないだろう。
Pixel Foldには折りたたみ専用OSが用意されているわけではなく、他のPixelシリーズ同様Android13が用意されている。
普通のスマホと同じ感覚で使えるのは良い。ただ、分割前提で使うかのようなメインディスプレイに合わせた便利設定はあまりない。
Galaxy Z Foldシリーズでは、画面下部に最近使用したアプリや、お気に入りのアプリを常駐できる「タスクバー」という機能がある。
アイコンをドラッグアンドドロップすれば、すぐに分割表示ができるので非常に便利なのだ。
恥からスワイプすることで、登録したアプリを呼び出せる「エッジパネル」という機能もある。
こちらも同様にドラッグアンドドロップで、すぐさま分割表示が可能だ。エッジパネルは常時表示できるが、目立たないようにできるので操作の邪魔にならないようにもできたり。
エッジパネルに似た機能は他社の折りたたみスマホでも見るが、なぜPixel Foldにはないのだろう。
分割表示やフローティング表示など、Galaxy Z Foldで使えた機能がほとんど使えないのは非常に不便だ。
もしかすると、Pixel Foldでは内側の大画面を積極的に使うのではなく、外側ディスプレイを使ってほしいのだろうか。Foldと謳っているが、あくまでも普通のスマホと同じ感覚で使えるように、最低限の機能で誰でも直感的に使えるような設計思想かもしれない。
初めて折りたたみスマホに触れる人にとっては、Galaxyのような機能満載だと少々敷居が高く感じる可能性は否定できない。
ネット検索やSNS、動画視聴、Spotifyでの音楽視聴を利用した結果、16時間後のバッテリー残量は40%程度。
メインディスプレイを長い時間使用すればそれに伴ってバッテリ消費が増えるので、使い方によっては1日持たないこともあるだろう。
ドライブ中に動画を4時間程度流しっぱなしにした日は、21時頃に確認すると残量21%だった。大体の人は1日十分持つとは思われる。
— jiyoung (@yukime_jiyoung) August 7, 2023
Pixel Foldの指紋認証速度だが、指紋センサーに触れてワンテンポ置いてから解除されるような印象。
Galaxy Z Foldだと触れた瞬間に解除されているのだが、Pixel Foldだとどうも遅い気がする。この感覚は一度使わないとわからないと思うので、触る機会があれば試してみてほしい。
Pixel Foldのカメラ構成は以下のとおりだ。
Galaxyのような再度マシマシの写真ではなく、落ち着いた色合いの写真が撮れる。AI処理が入るので必ずしも「見たまま」には映らない。
被写体によっては少々やりすぎな補正をかける場面もあるが、フォトエディタや各種SNSアプリのフィルターを利用するとよいだろう。
夜景写真。極端に光量がない場面でのオート撮影でも明るく撮れる。
強い光源の被写体には弱い印象で、たまにゴーストやフレアが出るので注意。
Pixel Foldはセンサーサイズが小さいので、こういった夜景写真では全体的に寝ぼけたような絵になってしまう。
Pixel Foldは折りたたみスマホながら、光学5倍のペリスコープレンズを搭載している。
折りたたみスマホでありながら、5倍ズームでここまで解像感がある写真が撮れる点は非常に嬉しい。
10倍まで拡大させたが、しっかりディテールが残っているのにはビックリ。ここはGalaxy Z Fold4と比べて明確に勝っている点だろう。
購入元 | 機種代金 | 端末購入プログラム利用時 |
---|---|---|
Google ストア | 253,000円 | なし |
ドコモ | 252,890円 | 149,930円 (-102,960円) |
au | 286,080円 | 131,160円 (-138,420円) |
ソフトバンク | 287,280円 | 143,640円 (-143,640円) |
基本的にはGoogle公式ストアをおすすめしたい。
ただ、折りたたみスマホはいつ壊れるかわからない。売却価格は割と低くなる傾向にあるので、2年間使う前提でキャリアの端末購入プログラム(2年後返却)で買うのもよいだろう。
Google Pixel Foldはきちんとおサイフケータイに対応しています。
Googleの折りたたみスマホ初号機にしては悪くない完成度。改善するポイントは山のようにあるので、次回作ではそこに期待したい。
Galaxy Z Foldシリーズとは全く違う使い勝手なので、どういうスタイルで使用するかで購入対象は変わってくるだろう。
25,3000円というぶっ飛んだ値段なので誰にでもおすすめできる訳では無いが、折りたたみスマホは使ってみないとわからない良さがあるので、ぜひとも触れてみてほしい。
この記事が気に入ったら
フォローしてね!