OPPOのハイエンドTWSイヤホン「OPPO Enco X」の入手に成功しました。
何やらAirPods Pro越えとかなんとか。。値段も1.4万円くらいと、手の出しやすい完全ワイヤレスイヤホンです。
今回はOPPO Enco Xをレビューしていきます。
OPPO Enco Xの外観

付属品は以下の通りです。
- イヤーピース SLサイズ(Mは装着済み)
- USB Cケーブル
- 説明書(中国語)
説明書が何書いてあるか全くわからないので、OPPO公式サイト(英語)から解読するのが一番早いですね。

これが本体。今回はバンブーグリーンを選びました。ぱっと見は完全にAirPods Proそっくり。
右には赤いボタンがあり、そこでバッテリー残量確認やリセットを行えます。

うん、もろAirPods Proや。耳に装着してしまえば、完全に外から見ると緑色のAirPods Proにしか見えません。
OPPO Enco Xの音質
まずは音質から。OPPO Enco Xは、有名オーディオメーカー「DYNAUDIO」が監修しているワイヤレスイヤホン。なので音質には結構力を入れているみたいです。
ハイエンドスピーカーブランドとして世界中で支持を集め、近年はプロオーディオやカーオーディオの分野にも進出しているデンマークのブランド
AirPods Proよりは明らかに上

AirPods Proって値段の割には大したことないんですよね。音質は。フラットなのはいいんですが、解像度や音場、高音の抜けとかは正直微妙。ノイキャンに全振りしているイヤホンなんで、音質はしょぼい。
OPPO Enco Xは中華イヤホンにありがちな低音マシマシではなく、程よい低音。ちょっとボヤけた感ありますが、AirPods Proとは雲泥の差ですね。
高域に関しては繊細で綺麗。明瞭度も高く、女性ボーカルとの相性も良いのではないでしょうか。

ただ、解像度はそこまで高くないんで、音の分離感なんかは強くありません。メイン機の「ピヤホン3」と比べると圧倒的な差。ベースラインやギターフレーズから楽器の生々しさは感じられません。
音場も普通ですね。音の広がりはそこまで広くないかなぁ。個人的には、音楽を楽しむというよりリスニング用途で使っています。
1.5万円ということを考えれば優秀な部類に入る音質ではあるかなと。少なくとも、日本でも発売されているOPPO Enco W51を買うよりは、Enco Xを買うのをおすすめします。
OPPO Enco Xは強力なノイズキャンセリング(ANC)搭載

何やらAirPods Proよりも強いノイズキャンセリング(以下ANC)を搭載しているとかしていないとか。
結論から言ってしまうと、AirPods Proを100点としたら、Enco Xは95点といったところでしょうか。期待してたよりは強くはなかった。
- 電車の走行音は8割減
- 目の前で喋られても何言ってるかわからない
- 室内であれば無音
- 交通量の多いバイパスだと騒音は8割減
体感としてはこんな感じ。AirPods Proだと、もうちょい強めに抑えてくれるシーンがあったので、AirPods Proよりほんのすこーし劣ると言ったところです。
半分の値段でほぼ同等なANCなんで、特に不満ありません。バッテリーも結構持ってくれるんで、すごく使い勝手が良い。
アプリよりANCの設定が可能
専用アプリ「Hey Melody」よりANCの設定ができます。とは言っても4つのモードを選ぶだけですが。
- ノイズキャンセルOFF
- 外音取り込み
- ノイズキャンセリング 弱
- ノイズキャンセリング 強
これらのうちから2つまでをEnco Xに割り当てることが可能。イヤホンのタッチセンサーを長押しすることで切り替えられます。
OPPO Enco Xはタッチセンサー搭載

Enco Xの棒状の部分を指でスライド・長押しするだけで操作が可能です。
- ダブルタップ:再生 / 一時停止や曲送り
- トリプルタップ:ボイスアシスタント起動
- 上にスワイプ:音量UP
- 下にスワイプ:音量DOWN
- 長押し:ANCの切り替え
僕はスマホから操作する方が好きなので、ANCの切り替え以外全く使いませんが、ボタン式のタイプよりは使いやすいとは思います。
ただ、センサーが敏感なので少しうざい。イヤホンの位置調整するだけで勝手に曲送りされるのは勘弁。
外すと勝手にOFF
Enco Xにはインイヤー検出機能があり、イヤホンを耳から外すと音楽が自動で止まり、着けることで再び再生されます。
個人的には超お節介機能。ほんと邪魔でいらないので、全てのイヤホンでON / OFFにできる機能つけて欲しい。

OPPO端末からだとこの機能をOFFにすることができるみたいですが、OPPOの端末持ってないので使えません
アナウンスは中国語
今回買ったEnco Xは大陸版なので、中国語のアナウンスが流れます。全くもって何を言っているか不明ですが、ノイキャンと外音取り込みの切り替えくらいにしか流れないので、特に気になりません。
もし気になる方は日本版(発売されたら)を買ってください。
OPPO Enco Xのバッテリー持ち
- ANC ON:4時間(OFFで5.5時間)
- ケース併用:5.5時間(OFFで25時間)
公式サイトでは上記のように明記されていました。公称時間とそこまでバッテリー持ちは変わりません。
個人的には十分ですね。イヤホン耳に装着しながら4時間も音楽聴く場面って皆無なので、4時間持てば十分すぎるかなと。

もちろん充電端子はUSB-C。ワイヤレス充電にも対応しているので、僕はデスク周りに置いているワイヤレス充電器にポンッって置いて使ってます。
OPPO Enco Xは外音取り込み機能を搭載

OPPO Enco Xは外音取り込み機能を搭載。イヤホンを外さなくとも会話ができてしまうんですね。
流石に外音取り込みのプロフェッショナル・AirPods Proのような超自然な感じではないけど、かなり近い自然さ。
1万円台のTWSイヤホンならしょぼいかな?って思ってましたが、きちんと会話も聞き取れますし、ノイズもなくて違和感少なめ。これであれば何の問題もありません。
OPPO Enco Xはちょうど良いサイズ感・装着性
やはりAirPods Proとほぼ一緒のデザインなので、装着性もGood。自然と耳にフィットする形状で、驚くほどに疲れない印象。
WF-1000XM3みたいなクソデカくもないので取り回しも楽。日常使いのイヤホンとしては文句ありません。

ケースもAirPods Proと同じようなサイズ感なんで、ポケットに入れても存在感なし。まじでどこにでも持ち運びたくなるようなTWSイヤホンですわぁ。

イヤホン本体もめっちゃ軽いしね
個人的にはAirPods Proよりおすすめ(Androidの人は)

AirPods Proの勝っているところっていうと、ANCと外音取り込みのみ。ANCに関しても、たいして差は無いので、個人的にはお値段が半分のEnco Xでも良いのかなと。
何より音質には圧倒的な差があるんで、そこはしっかり差を感じられますよ。
まあ、AirPods Proはポチったら次の日には届きますが、Enco Xは海外から取り寄せなのと、iPhoneでは使いにくいのでAndroidユーザー限定ではありますが。
OPPO Enco Xのスペック
ドライバーサイズ | ダイナミック11mm +バランスメンブレン6mm |
コーデック | LHDC、AAC、SBC |
バージョン | Bluetooth 5.2 |
バッテリー | 44mAh(本体) 535mAh(ケース) |
防水性能 | IP54 |
重さ | 4.8g(本体) 42.5g(ケース) |
OPPO Enco Xは欠点一つの優秀TWSイヤホン
値段を考えると、特に欠点らしい欠点がありません。唯一あげるとしたら、「iOSアプリが無い」ということ。Hey MelodyはAndroidにしか無いので、iPhoneからはカスタマイズやアップデートができません。

まあ、普通に音楽は聴けるので、買ってはいけないわけでは無いですけどね
OPPO Enco Xは国内で販売されておらず、買うとしたら「Aliexpress」などの海外通販サイトからですね。1.4万円くらいで買えるので、興味あればチェックしてみてください。
ちなみに、国内版が出るとしたら価格が結構高くなると思われます。