お値段3万円前後で快適に作業ができると噂の「Chromebook」ですが、僕自身一度も試したことがありませんでした。
そんな中、ASUSから新型Chromebookが発売されたんですね。「スタイラスペン」「スタンド」「キーボード」込みで約3.5万円。これは買うしかないと思ってポチったわけです。

本記事では以下のような疑問にお答えしていきます。Chromebookを検討している方はぜひ参考にしてみてください。
Chromebookとは
Chromebook(クロームブック)はGoogle の Chrome OS を搭載したコンピューターのこと。WindowsでもMacでもなく「Chrome OS」という独自OSで、Androidスマホでお馴染みのAndroidを開発したGoogleが開発したOSです。
とにかく動作がサクサクなのが特徴。ノートPCで3万円程度だと、まともに使えないゴミみたいな印象ですが、Chromebookであれば普通にまともに使えるみたい。
- GooglePlayストアのアプリが使える
- データはクラウド上に保管
- 一応、別ソフトを使えばWinソフトも動かせる
- お値段が激安
Chromebook Detachable CM3の外観
これがChromebook Detachable CM3本体。アルミ素材で、指紋や脂が目立ちやすい。
Chromebook Detachable CM3には専用スタンドケースが標準付属されています。基本的にはこれを常時装着していくのが良さそう。
縦置き・横置きに対応しており、スタイルに合わせて変えられるのが便利な点。保持力も申し分なく、しっかり安定するので使いやすいです。
これが標準付属はまじで嬉しい。
Chromebook Detachable CM3側面には電源ボタンと音量ボタンを搭載。
逆側面には「USB-Cポート」「イヤホンジャック」「通知ランプ」を搭載。
スリープ中にはランプが点灯します。イヤホンジャックあるのは、有線イヤホン使う人にとっては必需品なんで、ここは嬉しいポイント。
Chromebook Detachable CM3にはキーボードも付いてきちゃいます。正直言って打ちやすくはない。まあ値段を考えると求めすぎるのもおかしいんですが。
深さがまるでないので、タイピングがとにかくやりにくい。キーも小さいのでいつもの感覚で打つと絶対ミスします。
2000文字程度のレポートを書く際はいけますが、それ以上は疲れるので、あくまでも軽い作業の場合に使うことを推奨。
Chromebook Detachable CM3にはスタイラスペンも付属。これについては後ほど触れます。
これがChromebook Detachable CM3完全形。PCに詳しくない人からすると、「Surfaceちゃうか?」と思わせるような見た目で、安っぽさなどは微塵も感じません。
バッグやリュックにサクッと入れておくのもアリ。Chromebook Detachable CM3は見た目がいいよね。
Chromebook Detachable CM3は動作がサクサク

って思っていましたが、びっくりするくらいサクサク。メイン機であるM1 Macbook Airのようなヌルヌル感ではありませんが、アプリの切り替えや立ち上がりなどは思ってた以上に速い。
スクロールなどでもカクつく事はほぼなく、非常に安定して動作していました。まあ、タッチ感度がちょっと悪いとかはありますが、余裕で許容範囲内なのでヨシ。
Chromebook Detachable CM3でできること
ブログ執筆もギリギリいける。快適ではないけど
Chromebook Detachable CM3単体でのブログ執筆もギリギリいけます。
レスポンスなどは問題ないのですが、ちょっとキーボードが無理。キーピッチとかが普通のキーボードと違うんで、打ちにくいんですよね。
これであれば普通に、Magic Keyboardを持ち運んでBluetooth接続して使った方が効率上がる気がします。

動画鑑賞にも最適。
Chromebook Detachable CM3はデュアルスピーカーを搭載しているんで、音はモノラルと比べて圧倒的に良きです。
iPad Proのようなクワッドスピーカーとは結構差がありますが、ハイエンドスマホのスピーカーに近いようなレベルな気はします。
下手なAndroidタブレット買うよりは、Chromebook Detachable CM3を買った方が幸せになれると思うんで、おすすめ。
Chromebook Detachable CM3は画像編集もいける
Chromebook Detachable CM3はAndroidアプリが使えるので、「Lightroom」のアプリ版も利用できちゃいます。
レスポンスは特に問題なし。プリセットの適用から書き出しまで快適にできるので、SNSやブログ用に上げる写真もChromebook Detachable CM3単体で編集できそうです。
スタイラスペンは使い物にならない
付属のスタイラスペンですが、追従が遅すぎるし、反応も良くないしで、色々と微妙。
イラスト用途にはまず無理ですね。文字であれば少しのストレスを感じながらも書けます。PDFなんかに注釈を入れたい場合には役立つかも。

ZOOMなどを使ったオンライン通話はギリギリいける
Chromebook Detachable CM3にはインカメラがついているので、オンライン通話用途にも使えます。
ただ、別に画質は良くないので、そこは割り切る必要アリ。個人的にはiPhoneで撮影した方が、画面は小さいけど綺麗に映るんでそっちの方がいいと思います。

ゲームはできない事はない
「ウマ娘」をDLして起動してみましたが、タイトル画面にすら行かずにクラッシュ。その後に何回か強制終了→起動を繰り返してみても、結果は同じ。
「パズドラ」はどうなん?って思ってプレイしてみましたが、これは大丈夫。反応速度などは普段使っているスマホと比べて差がありますが、遊べない事はないかな。
ただ、わざわざChromebook Detachable CM3でやる必要ってないと思うし、パズドラ以上に重いゲームなんかは無理なんで、ゲーム用途に使うのはおすすめしません。
プログラミングも可能
ChromebookのLinux環境をオンにして、使いたいプログラミング言語をインストールすればChromebookでもプログラミングは可能。
ただ、メモリが4GBしかなかったりと、スペックは高くないのでどこまで快適に行えるかは不明です。
Web上でプログラミング学習ができる「Progate」もサクサク使えるので、オンラインプログラミング学習用途にも使えます。
格安ノートPCを買うくらいならChromebook
よく3-4万円台で売られているノートPCってあるじゃないですか。CeleronとかAtomとかeMMCとか搭載されているやつ。
まず快適な動作は期待できないので、一切買う必要はありません。Chromebookの方が数倍快適に使えるので、基本的には同じ値段出すのであればChromebookを買った方が幸せになれます。
Windows入っていますが、Chromebookと同じ用途しかこなせないので、ゴミです。
Chromebookはゴミだと思っていたけど考えが変わった
今までChromebookの価値って全く分からなかったのですが、今回Chromebook Detachable CM3を実際に触ってみて考えが変わりました。
- たった3.5万円でサクサク動くマシンが手に入る
- 画像編集も文字打ちもプログラミングもできる
- キーボードやスタイラスペンが付属
- デュアルスピーカー搭載で音も良し
- 格安ノートPCで味わったストレスはほぼ無かった
- 意外と用途は多い
まじでライトな用途であればこれでOK。iPadでよくね?って思ったけど、Androidアプリが使えたり、Linux環境が構築できるのはChromebookならではの強みです。
今回レビューしたChromebook Detachable CM3であれば3.5万円(クーポン適用時)で買えてしまうので、手も出しやすい。興味あればチェックしてみてください。