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オーディオテクニカから発売された、新フラグシップ完全ワイヤレスイヤホン「ATH-TWX9」。
厚みのあるサウンドとノイキャンなど豊富な機能に加え、除菌システムを搭載した充電ケースなど、機能モリモリ。
求められる機能をだいたい網羅しているようで、かなり期待している。実際に使ってみたのでレビューしていきたい。
このイヤホンの特徴
早速中身を見ていこう。
付属品は超豪華。イヤーピースは導管の長さが異なる3種類をXS/S/M/Lサイズ、計12種類が付属している。
この「軸の長さ」を変えられるというのがポイントで、大きさはあっているけど奥まで入らず、すぐにずれて密閉度が下がってしまう問題を対処できるのだ。
フィット感をかなり追求できるので、ユーザーのことをしっかり意識したセットというのが感じられる。
指輪入れかな?と一瞬思うような充電ケース。手のひらに収まるようなサイズ感で、大きさ的にはちょうどよいと感じた。
表面はサラサラとした手触りのマット仕上げ。ホコリや小さいゴミは目立ちやすい。
横から見るとまるで貝のよう。真四角な形状じゃないので手に刺さらなく、なかなか持ちやすいと感じた。
サイドには金属のような風貌のパーツが使われているが、このおかげでラグジュアリー感が若干出ている気がする。
オーディオテクニカ ATH-TWX9とご対面。つや消しブラックで、部分部分で見えるゴールドの感じがたまらなく好き。
安っぽさは微塵もなく、さすがフラッグシップを謳っているだけあるな、という作りだ。
このケース、細菌やウィルスなどを効果的に除菌・無害化するという「深紫外線」の照射機構が備わっているため、蓋を閉じるとケース内に光が行き渡り、除菌してくれるそうだ。詳しくは後ほど触れていく。
スティック部分には物理ボタンが備わっており、押すことで操作ができる。また、オーディオテクニカのロゴ部分はタッチセンサーが内蔵されており、こちらでも操作が可能だ。
物理ボタンでもできるし、タッチセンサーでもOKなのが素晴らしく、両立しているイヤホンは中々無いので珍しさを感じる。
左右イヤホンにそれぞれ2基のノイズキャンセル用MEMSマイクを搭載する「ハイブリッドデジタルノイズキャンセル方式」なので、何箇所かにマイクがついているのがわかる。
音質ざっくり
第一印象としては「カラッとしていて、軽快に鮮明に鳴らしてくれる。極端な音域はなく、バランスの取れた音。低音のキレがかなり良い」という感じ。
高音の伸びはそれほどでもないし、ドンシャリ系でもない。解像度は高めで粒感がしっかり聴き取れる。
aptX AdptiveコーデックやSnapdragon Soundに対応しており、対応機器を持っていれば存分に性能を生かせるだろう。
同じハイエンドモデルで評価の高い「SONY WF-1000XM4」と比べて見ても、劣っている印象はない。総合的に見れば若干上回っているのでは?と思うレベルだ。
以前にもオーディオテクニカの最上位TWSイヤホンを使っていたのだが、いまいちノイズキャンセリング性能は高くないと感じていた。
「もう少し消せるといいんだけど…」という感想だったが、今回のATH-TWX9は違う。
ONにした瞬間に「明らかに強いぞこれ…」と感じた。
専用アプリ内からノイズキャンセリングの設定ができるのだが、「Optimized」にするとしっかり最適化してくれる。
僕はOptimizedで使っているのだが、この状態だとWF-1000XM4と比べてほんの僅か劣る言ったところ。低音域や中音域はしっかり消えるのだが、高音が少し弱い。
音楽を鳴らしていれば全く気にならないレベルではあるので、他のTWSイヤホンと比べても高い水準にあるだろう。
比較的自然な聞こえ具合なのだが、薄い壁一枚で仕切られているかのような感じ。
ほんの僅かにボヤーっとするので、とても素晴らしい訳では無い。ただ、コンビニでの受け答えだったり、ちょっとした会話レベルなら余裕で使えるレベルなので、特段困ることはないだろう。
ATH-TWX9はそこそここぶりなイヤホン。重さは約5.4gしかないので、存在感も少ない。
装着したときの圧迫感はなく、フィット感も申し分なかった。ランニング中でも落ちる気配はなく、簡単には落ちなそうだ。
付属のイヤーピースが大量にあるので、必ず自分似合う適正サイズが見つかるはず。
自分はデフォルトで付いていた、深さ「スタンダード」直径「M」で快適に装着できています。
僕が愛してやまない高級イヤーピース「AZLA SednaEarfit Crystal」。これを付けると解像感が上がり、フィト感も増すので素晴らしく気に入っているのだが、ATH-TWX9にも装着可能だった。
充電ケースに干渉しないので、全くもって快適だ。他社製イヤーピースも使えると思うので、カスタマイズの幅は広そうだ。
ATH-TWX9はスティック部分に物理ボタンを、背面のロゴにタッチセンサーを備えている。
専用アプリ内から操作割り当てができるので細かいカスタマイズが可能。
タッチセンサーの感度調整なんかもできる。頻繁に使うわけじゃないので、僕は「低」に設定した。
ATH-TWX9は、ケース内で深紫外線LEDを照射し、イヤーピース表面に付着する細菌やウイルスを約70秒間の照射で除菌してくれるそう。
全くもって不要な機能。しっかり検査すれば付着している菌が減っていることを実感できるのだろうか。
普通にアル綿で清掃すればいいわけで、その方が細かい耳カスなんかも取れていいと思うのだが。
この機能の恩恵を受ける日がいつか来てほしいものだ。
ATH-TWX9、バッテリーの持ちはノイズキャンセリングON時でイヤホンが最大約6時間、ケース込みなら最大約18.5時間とのこと。
実際数日使ってみたが、公称値と近い時間でバッテリーが切れてしまった。色々切り替えながら3時間ほど使って55%ほど。
ケース込みで24時間以上持つTWSイヤホンが珍しくない今、18.5時間しか持たないのは少し貧弱と言えるだろう。
オーディオテクニカのTWSイヤホンに「通話品質が良い」という印象はなかったのだが、ATH-TWX9は割と優秀。
騒音下でも声が明瞭に届く「ビームフォーミングマイク技術」を備えているということだが、なかなかどうして素晴らしい。
屋外でもしっかり相手にクリアな音を届けることができる。「TWSイヤホンのマイクなんてそこまで…」と思っていたが、通話している相手には聞き取りやすかったようで、通話品質は高めだと思う。
アプリ内から低遅延モードが選べるのだが、ONにすると、ゲームもある程度出来るレベルの遅延に抑えることができる。
音ゲーもできるんじゃないか?ってレベルの遅延。ただ、人が多いとエリアだと不安定になることが度々あったので、場所を選んで切り替えるといいかも。
これは最近の2万円くらいのイヤホンでは当たり前の機能になりつつある機能。ATH-TWX9では同時に二台の端末でペアリングができる。
実際使ってみると便利だ。例えば、自分のiPhoneにATH-TWX9を接続して音楽を聴いていて、途中でiPadでYouTubeを見たいと思ったとしよう。
普通なら、Bluetooth設定→iPhoneで解除→iPadでペアリングという過程を踏まないといけない。ただ、マルチポイントで予めペアリングしておけば、iPadで動画を再生した瞬間にその音声が流れる。
複数デバイスを使い分けている人には便利な機能なので、しっかり対応しているのは嬉しい。
オーディオテクニカの「全部入り」TWSイヤホン。いろいろな機能が詰まっており、他の同価格帯イヤホンと比べても見劣りしていない。
アプリの完成度も高く、接続端末の変更、ノイズキャンセルの最適化、コーディックの変更、低遅延モードへの変更、音量調整のピッチを変更など、非常に多機能で優れている。
全体的に高水準にまとまった、素晴らしい一台だと感じた。一つのTWSイヤホンだけで完結させたい人にとっては、最良の選択肢ではないだろうか。
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