以前(といっても一年以上前)、「Teclast T30」という2万円ちょっとで買えるAndroidタブレットのスペックなどをまとめた記事を書きました。
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【Teclast T30 スペックまとめ】2万円台の格安Simフリー中華タブレットが恐ろしい…
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ちょっと時間がかかりましたが、実物を手に入れて、何日か使ってみたので使用感などをレビューしていきたいと思います。
結論から言うと、「まともに」使えるAndroidタブレットという感じ。
少なくとも、動作が遅すぎて使い物にならなかったり!とかではないので、たぶん買っても後悔しない代物だと思います。
Teclast T30の特徴
最初にざっくりと、このTeclast T30の特徴をまとめてみます。
- 定価23900円(Amazon)
- 10.1インチ
- Antutuベンチマークスコア17万点
- バッテリー8000mAh
- キーボード(別売り)も装着可能
- デュアルスピーカー
- 画面解像度は低め
- とにかく重量が…
- イヤホンジャック搭載
- Type-C
お値段23900円の、10インチ越えタブレット。コンテンツ消費用途としては悪くないタブレットではあります。
大画面で低価格なタブレットが欲しい人にはオススメできますね。
ただ、値段の割にはスペックはお世辞にもいいとは言えません。数年前のミッドレンジスマホレベルの性能ですから。
Teclast T30のスペック
ディスプレイ | 10.1インチ/液晶 |
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解像度 | 1920×1200/FHD+/画面比率16:10 |
画素密度 | 224ppi |
サイズ | 高さ135mm 横幅249mm 厚さ8.5mm |
重さ | 560g |
OS | Android 9 |
CPU(SoC) | MediaTek Helio P70/MT6771V/WT |
組み合わせ | メモリ4GB+容量64GB |
ストレージカード | MicroSD対応/最大128GB 内部ストレージ化 |
メインカメラ | 8MP 特性:広角 |
前面カメラ | 0.3MP |
GPS | 対応 |
センサー | ジャイロセンサー非搭載 |
防水/防塵 | 非対応 |
イヤホンジャック | あり |
バッテリー容量 | 8000mAh |
ポート | USB Type-C |
Teclast T30のAntutuベンチマークスコア
端末のスペックを数値化するアプリ・Antutuベンチマークスコアで計測したところ、約17万点という結果に。
お世辞にも高いとは呼べないですが、まあ特に重いゲームをしない限りは使えるレベルではあります。
タブレットはコンテンツ消費メインの物なので、動画視聴、Webブラウザ、電子書籍程度なら快適です。

って人は以下の記事で解説しているので、よかったどうぞ。
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【Antutuベンチマークスコア】あなたのスマホの戦闘力はどれくらい?知っておくと得です
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3Dゲームは微妙。
一応COD Mobileもプレイしてみました。
普通に動くといえば動きます。グラフィックを下げればもっとスムーズに動くので、プレイできないことは無い。
ですが、タッチ感度が悪かったり、端末自体の重量が重すぎるので、操作はマジでやりにくい。FPSをやるのには不向きです。
注意ポイント
ゲームもできる安価なタブレットを探しているのならiPad(8世代)一択です
バッテリー持ちは十分すぎ
Teclast T30のバッテリー性能を確かめるために、「PCMark for Android Benchmark」を使った計測結果は、100%から20%になるまで10時間49分。
タブレットは頻繁に持ち運んだり使ったりするものではないので、正直これだけ持てば十分すぎる。
ただ、充電速度は速くないので、充電完了するまでにそこそこ時間はかかったりします。。。
Teclast T30は容量拡張可能。あとSIMも入ります
Teclast T30はメモリ4GB / ストレージ容量64GBの構成。
タブレットで64GBはちと少ない気がしますが、MicroSDカードをぶっ刺せば容量を拡張できるので心配はいりません。
あと、SIMフリーなので、SIMカード入れれば通信可能です。ただ、プラチナバンド非対応なので、地下とかだと繋がりません。
Teclast T30の外観
埃めっちゃついててごめんなさい。
こいつはアルミボディなので、持つとヒンヤリしています。
指紋や埃がそこそこ目立つのは注意。
右から順に、
- イヤホンジャック
- マイク
- Micro SDカード
- 充電ポート(Type-C)
- リセットボタン?
- 音量ボタン
あとは底面に、キーボード接続端子。
別売りの専用キーボードと組み合わせることも可能です。
スピーカーが2つありますこいつ!!(横のは電源ボタン)
23900円のくせしてちゃんと音にもこだわるのは好感持てます。
Teclast T30はカメラ搭載。おまけみたいなもん
いつもはカメラ性能を確認するために風景写真や花の写真で比較するんですけど、Teclast T30のカメラはおまけレベルなのでやめときます。
バックが明るいと、わけわからんくらい変な写真に。
細部のディテールがつぶれまくってるし、暗すぎる。
戦場では猛威を振るっていたνガンダムもすごく弱そうに写る。サザビーにワンパンされそうです。
光量の少ない場所で撮ると、まあまあ悪くないで気には仕上がります。
ただ、後ろのカーテンがつぶれまくってたりと、残念な出来栄えに。
ZOOM用途で使える?
最近流行りのビデオ会議などに使えるかといわれれば、「使える」という見解ですね。
2枚目の写真の通り、バックの光量が多すぎなければまだマシに写るんで、ビデオ会議などで使っても大丈夫でしょう。
Teclast T30は結構ずっしりとくる重さ
Teclast T30の重さは560gと、結構重め。
正直、片手で持つのはオススメしません。両手持ち必須。
- iPad Pro → 約470g
- Teclast T30 → 約560g
iPad Pro 11インチと比べても90g程度重いので、持ち比べてみると結構違いを感じます。
ベッドで寝ころびながら操作するのはやめておいた方がいいかも。
絶対手が疲れるんで、ストレス超溜まります。
Teclast T30のディスプレイは粗め
最近のスマホのディスプレイや、iPad Proのような高性能ディスプレイを搭載しているデバイスを触っていると、Teclast T30の粗さはちょっと気になります。
FHD 224PPI なので、よーく目を凝らさなくても違いはわかります。
ただ、FHDでも綺麗といえば綺麗なので、耐えられないレベルで汚いとか、そういうことはないです。
ディスプレイの反応が悪い気が
先ほど、ゲームには向かないといいました。繰り返しにはなりますが、タッチ感度が良くはないです。
Webブラウジングや動画視聴の際は特に気にもなりません。そこまでタップしませんからね。
ただ、ソシャゲプレイ時やFPSなど、スピードを要求される場面だとこの子は非力。瞬時に反応してくれないので、ちょっとイライラします。
Teclast T30は動画鑑賞マシンとして役立つ
Teclast T30、何気にデュアルスピーカーなんですね。
流石にiPad Proのようなクアッドスピーカーよりはずいぶんと劣りますが、モノラルスピーカーのタブレットよりは明らかに優位。
二つのスピーカーのおかげもあって、音量、迫力、臨場感など、音質は結構いいものですよ。
片手で持つのはまあまあ大変なので、こんな感じでスタンドにおいて使うといいかと思います。
画面もでかいので動画視聴マシンとしては十分でしょう。
Teclast T30の良い点・悪い点
良い点
- 軽い作業なら全然問題ないスペック
- 2日以上持つバッテリー
- 10.1インチの大画面
- 23900円という低価格
悪い点
- ディスプレイ性能は低め
- 重い(重量が)
- ゲーム用途には向かない
金をかけずに快適なコンテンツ消費用途としてのタブレットが欲しい人向け
こんな方におすすめ
- とにかく安価なタブレットが欲しい
- 音に関しては多少拘りたい
- 大画面が良い
- あまり頻繁に持ち運びませんよ私
- ビデオ通話くらいには使えるカメラが欲しい
ディスプレイ性能は低めですが、ネットサーフィンでのスクロールや動画視聴時のタップ、漫画のページめくりなどは許容範囲のレベルです。

って人にはオススメできますね。
ただ、ゲームがしたいんだい!って人は、iPadを買った方が幸せになれます。
2万円で「まともに」使えるAndroidタブレットが欲しい人は、Teclast T30はいい選択肢になりえます。興味あったらチェックしてみてください。