どうも、iPhone12 miniが待ち遠しくてしょうがないJiyoungです。
ちょっと前に、以下のようなツイートをしました。
もうキャリアで買う人アホの極みだよね https://t.co/DGtCUlKQc8
— jiyoung(ジヨン)@ガジェットブロガー (@yukime_jiyoung) October 15, 2020
キャリア版のiPhone12/12Proの価格なんですが、意味不明なくらい高くなっています。
64GBのiPhone12ですら10万円を超えてしまっているというカオスな状況。もう大手キャリアでiPhoneを買う時代は終了です。
今回は、いかに大手キャリア(docomo,au,SoftBank)でiPhoneを買うのが良くないかについて深掘りしていきたいと思います。
キャリア版のiPhone12の価格はぼったくり。
iPhone12
(税込) | iPhone 12 | ||
---|---|---|---|
64GB | 128GB | 256GB | |
docomo | 10万1376円 | 10万9296円 | 12万3552円 |
au | 10万3430円 | 10万8260円 | 12万2435円 |
softbank | 11万880円 | 11万6640円 | 13万1040円 |
Apple | 9万4380円 | 9万9880円 | 11万1980円 |
一番高いのはSoftBank。docomoと比べると、1万円近い差がありますね。
10万以下で買える、スタンダードなモデルの位置づけであった12ですが、キャリアが取り扱うと一気に10万オーバーに。
もうこの時点で買う気なくなりますよね。
iPhone12 Pro
(税込) | iPhone 12 Pro | ||
---|---|---|---|
128GB | 256GB | 512GB | |
docomo | 12万9096円 | 14万2560円 | 16万9488円 |
au | 12万7495円 | 14万750円 | 16万8170円 |
Softbank | 13万7520円 | 15万1920円 | 18万円 |
Apple | 11万7480円 | 12万9580円 | 15万3780円 |
最高額だとSoftbankの18万。
もうここまでいくと訳が分からなくなりますね。結構性能のいいパソコンが買えるくらいの値段です。
なぜキャリア版でiPhoneを買う人が多いか?
価格だけ見ると明らかに1万円程度上乗せされているのがわかります。
ではなぜ、「そんなぼったくり価格でも買う人がいるのか?」という疑問が浮上します。
各社が提供する分割購入プランに惹きつけられる
キャリアでスマホを買う際、一括で買うよりも分割で購入した方がお得なサポートを受けられます。
- docomo→スマホおかえしプログラム
- au→かえトクプログラム
- SoftBank→トクするサポート+
これらに共通するのは「36回払いで購入した場合、24回分は払ってもらうけどあとの12回は払わんでOK」ってこと。

ってなりますよね。ここら辺からそれぞれのキャリアごとで対応が違います。
それぞれ深堀していきましょう。
docomoのスマホおかえしプログラム
これは「分割36回払いのうち、24回は払ってもらうけどそれを払ってスマホを返却してくれればあとは免除しますよ」ってこと。
24回払い、そのあとに端末をdocomoに返却すると残りの12回分の支払いをしなくて良くなります。(返さないで、残り12回分を払ってもOK)
しかも、返却時にまた新しい端末を買わないといけないという義務はありません。
iPhone12を購入すると
iPhone 12 64GBモデルの場合、
例
2816円×36回払い=10万1376円
24回分以上支払った後に端末を返却 → 2816円×12回=3万3792円
↓
実質負担額は6万7584円(端末価格の2/3)
となります。ちなみに、大きな損傷や故障がある場合は2万2000円の利用料が発生してしまうので注意。
ただ、これは別にお得でもなんでもありません。
iPhoneの相場は全然落ちない
おかえしプログラムは、「iPhoneを2年間使い続けて、docomoに下取りに出す」といった解釈が可能です。
ただ、その下取り価格が異様に安すぎ。発売から2年経過したiPhoneは、大体元値の8割程度で売れます。(メルカリなどで)
それだったら一括で購入し、2年経った段階で売り飛ばせば「おかえしプログラム」を使うより損失はかなり低い。
auの「かえトクプログラム」
こちらは少々複雑。
本記事の内容
iPhone 12 64GBモデルを10万3430円で購入。
最初の23回分を支払う(月2410円×23=5万5430円)
↓
24回目は2年後の残価である4万8000円を支払う
↓
端末を返却すると、4万8000円の支払いは免除される、実質負担額は5万5430円。
2年iPhone12を使い続け、auに端末を売却するという感じですね。
もし使い続けたい場合は4万8000円を一括で支払うか、再度24回の分割払い(月2000円×24回)にするかを選択します。
なお、再度の24回払いの途中で端末を返却すれば、それ以降の残債は免除されるという感じ。
また新しい端末を買う義務が。永遠ループ。
端末を売却した際に、また新しい端末をauから買う必要が。
その新しい端末を買う際に「かえトクプログラム」を再度適用すると、永遠に抜けられないループにハマってしまいます。
正直、docomoの「おかえしプログラム」の方が融通も効くので良いかもしれません。
SoftBankの「トクするサポート+」
docomoと似ていますが、こちらは48回分割払い。24回分支払った後、端末を返却することで残債が免除される仕組みです。
本記事の内容
iPhone 12 64GBモデルを購入(2310円×48回=11万880円)
↓
25ヶ月目に端末を返却&新しい端末を購入
↓
最大で48回中の24回が免除され、実質負担額は端末代金の1/2となる(5万5440円)
こちらもまた新しい端末を買う義務がありますね。
48回のうち24回しか払わないなら、一番お得かのように見えるSoftBankですが、元々の端末代金が高いので実質負担額はそこまで変わりません。
どのキャリアとも細かな違いはあるがほぼ同じ
細かな内容に違いはあるものの、それまで使っていたiPhoneの下取りを前提に“実質負担額”を小さくするという点は共通しています。
ただ、いかんせん下取りが安い。
キャリアでの一括購入はMNPならOK
先ほど、端末料金はキャリアごとに値上がりしていると言いましたが、分割購入の恩恵を受けられない一括払いだと、キャリアで買うのはあまりオススメできません。
ただ、他社から乗り換えるMNPだと割引される場合があるので、そういう場合はアリです。
docomoだと、他社から乗り換えで端末料金が22000円引になります。iPhone12だったら8万ちょっとで買うことが可能です。
キャリアの下取りに出すのはナンセンス
先ほども言いましたが、メルカリなどのフリマサイトで出品した方が売却金額は高いです。
2年前に出たiPhone Xsの場合
ちなみに、2年前に発売されたiPhone Xsですが、64GBモデル・バッテリー残量87%・小傷ありの状態だと「49000円ほど」で売れます。
docomoの下取りだと、良品で32000円ほど。(2020/10/20現在)
どう考えてもキャリアで下取りに出すのはやめておいた方がいいですね。
一年使ってまた新しいモデルに乗り換えるとお得です。
iPhoneって一年ごとに新しいモデルが出ていますよね。
ちなみに、一年経っても売却価格はあまり落ちません。綺麗に使って、新製品が出たタイミングで売りに出せばかなり高値で売れます。
Appleは購入後、一年以内ならバッテリー交換を無料で行ってくれます。93%くらいの状態で出しても引き受けてくれるので超便利。
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【簡単】iPhoneのバッテリー交換を無料で受ける方法
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バッテリー交換をすることで、外装に傷がなければ「超美品」の状態で出品可能です。
その状態なら定価の9.5割くらいの値段で売れます。そう考えると、一年ごとにiPhoneを売り飛ばして最新モデルを買うのって結構損少ないんですよね。
常に最新のiPhoneを使うことができますしね。
iPhone12はAppleストアで買いましょう。
一見、キャリアの分割払いは値段が安く見えがちですが、実際は制約が多かったり下取りが安かったりするのであまりオススメしません。
Appleストアで分割手数料無料で24回払いし、2年使ってメルカリで売った方が手元に残る金額は増えます。
「とりあえず、もうキャリアで買うのやめませんか?」