6/9日に発売された「Xiaomi Mi Note10 Lite」なんですけど、完全に同じ日に出た「Xiaomi Redmi Note9s」のほうが話題になっているみたいです。
「どうせみんなNote9sをレビューするんでしょ?」って思ったので、1万円高いMi Note10 Liteを購入してみました。
Mi Note10の廉価版・Mi Note10Liteはどれくらいできるヤツなのでしょうか?
あえて流れに逆らって、人気じゃない方のスマホをレビューしてみたいと思います。
Xiaomi Mi Note10 Liteはこんなスマホ
- 有機ELディスプレイ搭載。
- 外観はP30Proそっくりな湾曲ディスプレイ
- iPhoneより2歩劣るくらいの優秀なカメラ
- 5260mAhの大容量バッテリー
- 30Wの高速充電
- お値段なんと3.9万円
簡潔にまとめるとこんな感じだったりします。4万円以下のスマホとしては充実している印象ですね。
ただ、性能はそこまで高くないので、いろいろと不満な部分は出てきたりします。詳しく見ていきましょう。
Xiaomi Mi Note10 Liteのスペック
ディスプレイ | 6.47インチ, 有機ELディスプレイ、フルHD+ |
サイズ | 157.8 x 74.2 x 9.7mm |
重さ | 204g |
OS | Android 10 , MIUI 11 |
SoC | Qualcomm Snapdragon 730G |
メモリ/ストレージ | 6GB / 64GB、8GB/128GB 増設不可 |
カメラ | メイン:64 + 8 + 5 + 2MP IMX686 イン:16MP |
認証 | 画面内指紋認証・顔認証 |
イヤホンジャック | 〇 |
防水 | × |
バッテリー | 5260mAh、30W急速充電 |
Mi Note10 Liteは珍しくイヤホンジャックがついているんです。個人的には全くいらないので、どうでもいいポイントだったりします。
AirPodsPro+イコライザの組み合わせは快適の極みなので、有線イヤホンの出る幕はないといっていいです。
Xiaomi Mi Note10 Liteの外観
中身は、本体、簡易マニュアル、USB-Type-Cケーブル、ACアダプタ、ケース。
中華スマホのクオリティは凄まじい。日本で出したら多分アルミだと思います。
このMi Note10 Liteのカラーは「ネビュラパープル」なんですけど、どう頑張っても、ちゃんとした紫に見えるように撮れませんでした。
暗めの青に見えると思うんですけど、実物はちゃんとした紫だったりします。
こういうガラスの外観って、高級感は出るんだけど、写真撮りにくいからちょっと嬉しくないと思っていたり。。。。
指紋センサーは画面内にぶち込まれていますね。それなりに速く認証してくれるので大きな不満はないです。
ただ、まだ物理指紋センサーの方が速度は速いので、電源ボタンと一緒の指紋センサーにして欲しいと思っていたりします。
横はこんな感じ。この写真からはMi Note10 Liteがパープルであることがわかると思います。
裏面も湾曲しているので、サイドが少し持ちやすいといった感じですね。
下にはスピーカー・Type-Cの穴・イヤホンジャックが搭載。
ケースを付けるとこんな感じ。ネビュラパープルってのがわかると思います。(何回目や)
Xiaomi Mi Note10 Liteのカメラ性能。VS iPhone11
何もいじらずに


ボケ具合はiPhone11の方がきれいに見えるんですけど、それ以外の部分だと甲乙つけがたかったりします。
この写真を撮った段階だと、「Mi Note10 Liteやるやん。」って感じの印象です。
Mi Note10 Lite 64MPカメラ




最初の黄色い花の写真から、Mi Note10 Liteのカメラ性能がいかにすごいかわかるのではないですかね。めちゃくちゃクッキリしていて、iPhone11より綺麗。
ただ、色は少し暗かったり濃かったりするので本物とは少し違ったりします。
iPhone11はほぼ同じ色で撮れるので、変なアレンジがなくて個人的には好きですねぇ。
広角カメラ勝負


なんとなくMi Note10 Liteのほうが寝ぼけたような写真になっている気がします。iPhone11はかなりクッキリきれいに撮れている印象ですね。
あと、Mi Note10 Liteは上の方がボケまくっていたり。。。
夜景写真




これは違いがわかる写真ですよ。Mi Note10 Liteは明るすぎだし白飛びしていますよね。。。
2枚目の写真に関しては撮る瞬間に車のライトが写ってしまったから手前がかなり明るくなっています。
4万以下のカメラにしては上出来すぎなのですよ。64MPモードに関してはiPhone11より綺麗だと感じます。
Xiaomi Mi Note10 LiteのAntutuスコアは26万点
すごいな。4万円以下のスマホでこれですよ?
と、思ったらRedmi note9sも25万点台なのでぶっちゃけすごくなかったり。Redmi note9sは定価2.7万円ですからね。
ちなみに、上の画像は←iPhoneSE(第二世代) P30Pro→ です。
Mi Note10 Liteにプラス一万円出すだけでこの性能が手に入るので、その二機種のどちらかを買った方が幸せになれたりします。
Mi Note10 Liteをディスりたいのか褒めたいのか分からなくなってきたけど、値段の割には良いスペックだと思うのですよ。
Xiaomi Mi Note10 Liteは有機EL。画面もでかくて超見やすい。
3.9万円のくせして、Mi Note10 Liteは有機ELを搭載しています。
液晶より明らかに発色が良く、電池持ちもよくなったり、視認性も増すので、液晶ディスプレイより完全に優れています。
Mi Note10 Liteは縦に結構長く、Webサイトを表示すると、以下のような感じでiPhone11より情報量は多めです。
横も結構スリムなので、片手操作する際だとiPhone11よりしやすいですね。
画面が大きい方が個人的には好きです。ただ、重くなるので持ちやすくはないですけど。。。
SmartLaunchar導入で片手操作がらくらく
僕は昔からAndroidスマホにはこのランチャーアプリを入れています。
「Smart Launchar」ってアプリなんですけど、超デザインが好みだし、ジェスチャーが便利なのでずっと愛用しています。
丸いサークル上のアイコンが下に並んでいるんですけど、ここに使用頻度の高いアプリを追加することによって素早くアクセスできるのが特徴です。
あと、上にスワイプで〇〇とか、ダブルタップで〇〇を起動とか細かく設定できるので、片手操作でも結構いけます。
Xiaomi Mi Note10 Liteは重すぎ
Mi Note10 Liteは200gを超えているスマホなので、手に持つと重さがずっしりと伝わってきます。
iPhone11より重いレベルなので、僕としてはメイン端末としては使いたくないといった感じ。
最近のスマホは200g超えているのが当たり前みたいな風潮になっているので仕方がないんですけどね。
Xiaomi Mi Note10 Liteの湾曲ディスプレイはいらない
Mi Note10 Liteはディスプレイ部分がぐにゃーって曲がってるんですよ。
このディスプレイは賛否両論あるんですけど、全くいりません。超扱いにくいです。
このディスプレイのせいで保護ガラスが浮く可能性が出てくるし、浮かないガラスを見つけるのが面倒だったりします。
しかもケースと干渉する可能性だってあるから余計面倒です。
サイドの部分はすっきりとしていて持ちやすくはなっているんですけど、アクセサリを一々考えないといけないのが面倒ですよね。
見栄えは美しくはなりますが、デメリットのほうが大きいので個人的にはない方が良かったりします。
Xiaomi Mi Note10 Liteのバッテリーは全然減らない
17:32の時点でバッテリー残量 81%
19:32の時点でバッテリー残量 71%
想像以上に持ちますこいつ。「どんだけ持つんだよMi Note10 Lite」って感想です。
iPhone11よりも全然バッテリー持ちいいし、発熱もあまりしないです。
5260mAhは伊達じゃないんですね。SNSとかブラウザがメインのライトユーザーだったら2日半~3日くらい持ったりします。
Xiaomi Mi Note10 Liteの充電速度は?
22:10の時点でバッテリー残量 84%
22:28の時点でバッテリー100%
18分で16%も回復しちゃいます。1時間50分くらいでMAXだから、十分速いんですよね。
時間のないシチュエーションでも大いに活躍してくれるので、とても便利だったり。。
朝起きて、充電が20%くらいしかなかったとしても出かけるころには70%くらいには回復していますよ。
Xiaomi Mi Note10 LiteのMIUIは優秀。
MIUIは他社のUIよりもかなり機能が充実しているし、作りこみがすごいのがいいです。
デュアルアプリも使えるし、ショートカットも設定可能。誤操作防止モードみたいなのもありましたね。
ゲームターボ機能は重いゲームをする際に役立つし、セカンドスペース機能は、プライベートとビジネスを分ける際に重宝する感じです。
というか、機能がありすぎて全部使いこなせないので、僕には不要だったりします。
Xiaomi Mi Note10 Liteの指紋認証はそこそこ速い
P40Proの時の認証速度がまだ頭に焼き付いているので、Mi Note10 Liteの速度は少し不満が出てしまいます。
ただ、元の値段が全然違うのでまだ許せるかな。4万以下のスマホとしては優秀なので良しとします。
ただ、Redmi note9sみたいに側面に指紋センサーを搭載したほうが、使い勝手とかコスト面とかは良くなると思うんですけどね。
Xiaomi Mi Note10 LiteはゲームターボON必須
ゲームターボをOFFにした状態でプリコネRを回していたところ、UB(ユニオンバースト:必殺技みたいなもの)を出すと多少カクつきます。
3倍速にすると、「うーん」って感じ。処理が追い付かない場面も見れたので、そこまでゲームは得意ではないのかもしれませんね。
ただ、ゲームターボをONにすると滑らかに動くようになったので、重いゲームする際はゲームターボONにしておいたほうがいいです。面倒ですが。
Mi Note10 Liteはレスポンスが遅い時がある
iPhone11の爆速の速度になれると、Mi Note10 Liteのレスポンスの遅さに不満が出てくるのですよ。
タップしても画面が変わるのが滑らかじゃないし、動作がカクつく瞬間が多々あります。
アプデしたら治るかな?と思ったけど治らず。こういうものか、と自分に暗示をかけて解決しました。
Xiaomi Mi Note10 Liteの良いところ・悪いところ
良いところ
- 普段使いでは全く不満がない処理性能
- カメラ性能は値段と釣り合っていない
- バッテリー超持ちます
- 充電結構速いです
- 外観にも手を抜いていない
- 使いやすいMIUI
- イヤホンジャックあり
悪いところ
- ゲーム性能はちょっと弱いかも
- おサイフケータイない
同価格帯の「OPPO Reno3 A」という機種は、Mi Note10 Liteとほぼ同じ値段なのに「おサイフケータイ」を搭載しています。
詳しくは、以下の記事をどうぞ。
Redmi note9sのコスパは異常。Mi Note10 Lite勝てるか?
同時に発売されたRedmi note9sとMi Note10 Liteですが、正直、コスパの面ではRedmi note9sが圧勝だったりします。
性能もバッテリーもほぼ変わらないし、値段は1万以上高い。
ただ、カメラ性能は条件次第ではiPhone11に迫るくらいの性能なので、そこはかなり評価できる部分ですね。
あと一万円出してiPhone SEを買った方がいいとは口が裂けても言えないけど、4万以下のAndroidスマホを探している人には激推しできるスマホといっていいでしょう。
動画でも解説しています