UMPCって知っているだろうか。手のひらに収まるようなPCのこと。
前はブームがあったんだけど、もう廃れている。そんなUMPC界隈が今復活を見せようとしている。
それがMag1という手のひらサイズのPCだ。今回はこいつのスペックをまとめていきたい。
UMPC Mag1のスペックまとめ
製品情報 | |
---|---|
端末名 | Magic-Ben MAG1 |
型番/別名 | MAG1 |
発売年 | 2019年10月 |
発売地域 | 海外 |
メーカー | Magic-Ben |
言語 | 日本語対応 US配列キーボード 日本語はローマ字入力できる |
対応バンド・ネットワーク | |
2G | ↓LTEモデル↓ 2/3/8 |
3G | ↓LTEモデル↓ 3G:1/2/5/8 TD-SCDMA:34/39 |
4G | ↓LTEモデル↓ FDD-LTE:1/3/8 TDD-LTE:38/39/40/41 |
ドコモ対応状況 | ↓LTEモデル↓ プラチナバンド19非対応 通信は可能 |
ソフバン・ワイモバ対応状況 | ↓LTEモデル↓ フル対応 |
au対応状況 | ↓LTEモデル↓ 非対応 |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac |
本体仕様 | |
ディスプレイ | 8.9インチ/IPS液晶 |
解像度 | 2560×1600 |
サイズ | 高さ207.2mm 横幅146.5mm 厚さ17.5mm |
重さ | 690g |
本体色 | ブラック系 |
システム仕様 | |
OS | Windows 10 日本語対応 |
CPU | intel Core M3-8100Y |
メモリ/保存容量 | |
組み合わせ | メモリ8GB+容量256GB(Wi-Fiモデル) メモリ16GB+容量512GB(Wi-Fiモデル) メモリ8GB+容量256GB(LTEモデル) メモリ16GB+容量512GB(LTEモデル) |
ストレージカード | MicroSD対応 |
カメラ | |
前面カメラ | なし |
機能仕様・センサー | |
センサー | 指紋認証搭載 |
バッテリー | |
バッテリー容量 | 8600mAh |
充電 | 有線充電:対応 PDモバイルバッテリ充電:対応 |
ポート | USB-A 3.0×1 USB Type-C×1 MicroHDMI×1 MicroSD×1 イヤホンジャック |
その他 | |
価格 | 約7.1万円〜 |
UMPC Mag1の特徴まとめ
性能的には普通。重たい作業はキツイかも
intel Core M3-8100Yは有名なベンチマークソフト「3D Mark」で測定するとスコアは240程度。
ドラゴンクエストXのベンチマークだと
グラフィック設定:標準品質
解像度:1280×720
表示方法:ウィンドウ
の設定で「4400:普通」くらい。引用サイトはこちら
ドラクエXは解像度を下げればプレイできます。ただ、最高設定にするとやや重い判定。快適にプレイはできないかな。
映像制作、画像制作、写真加工などを本格的に行うには辛いでしょう。というか、まず画面が小さいので向かない!!
ネットブラウジングや動画視聴くらいなら問題ないかもね。それ以外の用途には向きません。
重さは690g。片手で楽々持てちゃうよ〜
MAG1は8インチクラスといってもディスプレイサイズは8.9インチ。ほぼ9インチです。
Mag1はトラックパッドを搭載しているから一般的な8インチクラスより縦幅もちょっと大きくなっています。
8.9インチのMagic-Ben MAG1。キーボードの配列はOne-Mix 3と全く同じなので使いやすい。ちなみにキーのサイズもほぼ同じ。 pic.twitter.com/SXGTTGs6Vq
— 山本竜也(📱💻🐱) (@dreamseed) October 28, 2019
右がOne-Mix3というUMPCです。他のUMPCにはトラックパッドがないことが多いので、Mag1の方が操作はしやすいです。
大概のカバンには余裕で入るので、カフェでノマド生活なんかも楽しそうですね。これがUMPCのいいところ。
ストレージ速度はかなり速い。増設もできちゃう!!
読み込み速度が1GB超えてるのでめちゃくちゃ速いです。しかし、書き出しは少し遅いので注意。
ストレージ速度が速い=体感速度が速いってことです。
シャットダウン後の起動とか、ソフトの起動とかに影響します。
特にMAG1のSSDはPCI-E接続なので一般的なSSD(読み込み500MBクラス)の2倍以上の速度が出るんです。
しかもM.2 SATAに対応しているので増設も可能です。Amazonで探せば大量に出てきます。
とりあえず、MAG1のウリの一つと勝手に思っている、M2スロットに1TBのSATA SSDを増設。
この増設・交換ができるということがポイントだと思っていて、システムをSATA SSDに移して、500GBのNVMe SSDは動画編集用の作業ドライブとします。
システムの複製は、partition wizardでバッチリ。#MAG1— カタラクション (@translucence616) December 3, 2019
出先でPC取り出して即起動!ストレスは溜まりません!詳しいレスポンスは以下の動画でわかります。
キーボードは糞です。UMPCの宿命
8インチクラスUMPCの良いところはやっぱり「フルサイズ並のキーボード」を搭載しているから文字が打ちやすいんです。
っていうのがMag1の謳い文句なんだけど、打ちにくいに決まっている。
というか、UMPCのキー配列はカオスなんだよね。あんな小さい筐体に詰め込んだらキーのサイズとか配置がいかれてしまう。
電源ボタンの位置がおかしい。すぐ押してしまうでしょあんなの!!
今年に入ってからいろんなUMPC発売されたけど、どれも小さいが故にキーボード配列が変態すぎてMAG1が神にみえるくらい素晴らしいのよね。常に使用するキーボード、普通の配列がどれだけ素晴らしいことか。
— へるくんちゃん (@435i) November 2, 2019
ちなみに、ファンの音は比較的小さめ(低音)でGPD P2 MAXよりもうるさくないです。
キーボードはほぼOneMix3ですから入力はしやすいし、バックライトも◎
タッチパッドはやっぱり小さいですが、二本指でスクロールできるのはやっぱり便利。ただ、クリックするのは結構硬くてやりにくいな。#MAG1— カタラクション (@translucence616) December 2, 2019
Mag1の価格は7.1万円から。
ポイント
メモリ8GB+容量256GB:LTE版→GeekBuyingで買う
メモリ16GB+容量512GBモデル→GeekBuyingで買う、 GearBestで買う
メモリ16GBあればかなりサクサク動きますが、UMPCは用途的にはそこまで幅広くないので8GBでいいかなと。
UMPC Mag1のいいところ・悪いところ
良ポイント
- 持ち運びも苦にならないギリのサイズ感
- 綺麗で見やすい大型ディスプレイ
- マウス操作が圧倒的に快適なトラックパッド
- 持ち運び用のパソコンとしては十分な性能
- M.2 SATAスロット搭載でストレージを簡単に増設できる
糞ポイント
- カッコいいけど油脂が付着しやすい素材。アルミだからね。
- チープなシングルスピーカー。
- トラックパッドの大きさ。小さいので、無いよりはマシ程度。
- インカメラ非搭載。ビデオチャットするならWEBカメラ必須
- CPUが非力。クリエイティブな作業は無理。
- キーボードが終わってる。慣れ以前の問題
多分これは大体のUMPCに当てはまることなので、買うときの参考にしてください。
というか、UMPCって用途が限られすぎると思うんですけど。動画視聴やZOOMとかしか思いつきません。
UMPC Mag1まとめ
使いどころが限定されたマシンですが、出先での作業には適している印象です。
軽いのでiPadmini感覚で持ち運びできます。ロマン満載の商品なので、割と適している人は少ない。
ですがUMPCには謎の魅力があります。一度チェックしてみては?
GearBestでの買い方は以下の記事を参考にしてほしい。とても簡単にできる。
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【登録から決済まで】GearBestでの買い方を解説。超簡単。
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