どうも、スマホ沼にハマり終わったと思ったら今度はキーボード沼にハマったjiyoungです。
よく「キーボードといえば東プレ!」「Happy Hacking Keyboardだ!」っていうのを耳にするんだけど、調べてみると目が飛び出るほど高い。
「3万円を超えたキーボードを買う人ってどんな思考回路をしているんだろう」と前々から疑問に思っていたので、思い切って買ってみることにした。
そしたら、高級キーボードを好む人の気持ちがなんとなくわかった。今回は高級キーボードの代名詞「Happy Hacking Keyboard Professional Hybrid Type-s」をレビューしていく。
クッソ名前が長いので「HHKB Professional Hybrid Type-s」と略します。(これでも長すぎ)
HHKBとは?普通のキーボードと何が違う?
「HHKB」とは「Happy Hacking Keyboard」の略で、初代モデルが20年前に発売されていて、結構前から存在するキーボードだ。
高級キーボードと言ったらこれ!みたいな製品で、ライターやプログラマーなどから好まれている。
HHKBといったら静電容量無接点方式が特徴
HHKBの魅力の一つに、「静電容量無接点方式を採用している」があげられるんだけど、「なにそれ」って思ってしまう。
静電容量無接点方式ってのは、キーボードのキースイッチの種類の一つ。
キーボードのキースイッチ(キーボードのキーを構成する一つ一つのスイッチ)にはいろんな種類があるんだけど、多いから3つだけ紹介する。
メンブレン
メンブレン方式
- 多くのキーボードに搭載されている方式
- 低価格のキーボードはこれ
- 製造コストがめちゃ安い
- ペコペコとしたう打ち心地
- キーを個別に交換できないので、一つでもキーが壊れると全部交換しないとだめ
パンタグラフ
パンタグラフ方式
- ノートPCや薄型キーボードに搭載されている
- 結構しっかりとした打ち心地
- キーストロークは浅い
- 比較的低価格で買える
メカニカル(二つの型に分かれる)
接点接触方式
- 金属のばねスプリングが搭載されており、反発力が高い
- キーボード重量は他より高め
- 個別にキースイッチがあるので、壊れても、キーを交換すればOK
- 耐久力高め
- 軸の種類が豊富で、それぞれで打ち心地がかなり変わる
- 価格は高い
静電容量無接点方式
- 円錐型のスプリングを搭載しており、スコスコスコ…っていう感触が特徴
- 摩擦のリスクがなく、寿命が長い
- 反発力がすごくて超高速入力が可能
- 価格がバカ高い
- 搭載されているキーボードが限られている
HHKBに搭載されているキースイッチは「静電容量無接点方式」なんだけど、入力がまじで快適すぎる。
-
メカニカルキーボード・茶軸の打ち心地が快感すぎる件。タイピング爆速になりました
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HHKBの外観
キーボード本体はマットな質感で指紋は全くつかない。
若干刻印が見ずらいような気もしなくもないけど、まあそこはどうでもいい。
キーの裏には「Fnキー」を押したときに使えるキーが表記されている。
全然見ずらいとかはない。
ちょっと感動したのがこれ。
タイピングがしやすい設計になっていて、まじで手に馴染む。普通のキーボードではまずありえないような形状になっていて、高いだけある。
単三電池2本で動く。最初からついているので、買う必要はない。
スタンドは3段階で調節できる。
こんな感じで傾斜をつけることができるので、自分好みに変えることができる。
あと、グリップがあるので、まず滑らない。
右にはType-Cコネクタがあり、有線接続もできる。左のボタンは電源ボタン / Bluetoothの役目を兼ねている。
電源を押すと同時にBluetooth接続が開始される。
HHKB Professional Hybrid Type-sを使ってみた感想
【メリット】異次元の押し心地。まじで違う。超タイピング楽しい
メカニカル(茶軸)、パンタグラフ、メンブレン方式を一通り使ってきた僕だけど、静電容量無接点方式はまるで違う使い心地。
押した感触がスコスコスコ…って感じで打っていて非常に楽しい。
ちなみに、このモデルには「Type-S」と名前がついている。通常モデルより、キーの静音性が高く、押し心地が少し重い。
- HYBRID Type-S → 最上位モデル
- HYBRID → Bluetooth接続やキーマップ変更が可能
- Classic → 英語配列の定番モデル
HHKBは、なんていうか「ぬちゃぬちゃ」って感じの打ち心地。めちゃくちゃ手に吸い付くから、高速でタイピングができるんだ。
実際、メカニカルキーボードよりも「寿司打」のスコアは上がった。
メカニカルキーボードのような打鍵間はないけど、かなり特殊な押し心地。こればっかりは体験しないと無理。
コンビニのATMとかに静電容量無接点方式が使われているから、手っ取り早く試したいならコンビニに行こう。
【メリット】とにかくキーボード本体が軽すぎ。小さすぎ。
HHKB Professional Hybrid Type-sの凝縮されたボディには驚いた。
今まで使ってきたメカニカルキーボードはテンキーもついているので重量・サイズともに、持ち運びは無理だった。
だけれど、HHKB Professional Hybrid Type-sは超軽い。重さが500gちょっとしかないので、カバンにサクッと入れられる。
いつでも持ち運べるようなキーボードだから、ノートPC+HHKBなんてスタイルも楽勝。
【デメリット】配列が特殊で慣れるまで大変
HHKBは普通のキーボードと配列が違う。
Controlの位置だって変だし、半角/全角の位置も違う。あと、所見じゃ何のキーかわからないようなものもあるので、最初は使いずらい。
まあこういうのは慣れの問題だから、使い込んでいくうちに徐々に慣れていくだろう。
今のところはコピペがやりずらいって印象。Controlキーを多用する人は、HHKBにはマジで注意してほしい。
【デメリット?】テンキーレス
これは人によってはデメリット・メリットとなりうる。
僕はテンキーなんてほぼ使わないからメリットだと思うんだけど、テンキーを多用するような使い方の人にとってはデメリット。
パームレストは必須。
正直、パームレストがないので長時間のタイピングは厳しかった。
今まで使ってきたメカニカルキーボードだと、標準でパームレストがついてきたので追加購入の必要はなかった。
HHKBでタイピングをする際は、パームレストを付けたほうがいい。
HHKB Professional Hybrid Type-sの魅力
手入れが楽
キーを一個一個外せるので、キーの調子がおかしくなったらそのキーだけを引っこ抜いて治せば、また復活してしまう。
キーを全部外して洗浄すれば、キーボードを長い期間使用することで発生する「テカリ」も抑えられる。
メンテナンスがしやすいことが何よりのいい点だろう。
HHKBは耐久性がやばすぎ。
HHKB Professional Hybrid Type-sは3万オーバーのキーボードだ。そんなキーボードが2年ちょっとで壊れでもしたら最悪。
でも、HHKBの耐久性は素晴らしいから、かなり長く使えるキーボードなんだ。
- 3000面回以上のキー寿命(毎日10000回押し続けても10年は使える)
- 樹脂にインクを浸透させる方式だから、キーの刻印が剥げる心配がない。
- スイッチの接点がないから、磨耗しない。
やばくない?単純計算で10年は使えることになる。10年使うキーボードを3万円で購入するということは、費用対効果がめちゃ高い。
長く使える・最高級のキーボードが使いたいなら、HHKBは最良の選択肢といえる。
DIPスイッチを使って自分好みに。
HHKBの背面にはDIPスイッチが搭載されており、キーのコードを変更したりキーボードのモードを変更できたりする。
- Deleteキー => Backspaceキー
- 左◇キー => Fnキー
- ◇キー => Windowsキー
これにより、自分好みのキー設定にできるため使い勝手が向上するというわけだ。
僕は設定をするのが面倒くさかったのでいじっていないけど、検索するといろんなオススメ設定が載っているので、興味あったら調べてみてほしい。
HHKBは意外と費用対効果が高い。もう元に戻れません
たった30000円ちょっと出すだけで「最高の打ち心地」「10年もつ耐久力」「どこへでも持ち運び可能」「HHKBというブランド力」を兼ね備えた究極のキーボードが手に入ってしまう。
たしかに値段はキーボードとしては超高いけど、長い期間使うということを考えるとかなりコスパのいい投資といえる。
あまり文字入力をしない人にはまったくオススメできないけど、たくさんタイピングする人には自信を持ってオススメできる、究極のキーボードといえる。
僕はHHKBを体験してから以前のメカニカルキーボードには戻れなくなった。明らかにタイピング速度が落ちる。HHKBに慣れると、もう安いキーボードには戻れないので、そこだけは要注意です。
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