こんにちは、イヤホンジャックがないと困る場面に3年ぶりに遭遇したJiyoungです。
最近だとTWS(完全ワイヤレス)イヤホンが主流になりつつあり、電車に乗っていると、7割くらいの人がAirPodsや完全ワイヤレスを付けているなといった印象です。
完全ワイヤレスイヤホンってすごーく便利でして、有線イヤホンを使う気には今更なりません。

ただ、お高めの有線イヤホンだと音質が素晴らしくよかったりします。
僕の持っているShureの30000円越えのイヤホンはTWSイヤホンの何倍もの音質を誇ります。
もし、その有線イヤホンを、最小限の音質の劣化でTWSイヤホンに改造できるとしたらどうします?
有線イヤホンで目立ったデメリットを解消しつつ、良い音で音楽が聴ける。最高ですよね。
今回はそんな夢のようなツール「FiiO UTWS1」をレビューしていきます。
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FiiO UTWS1の特徴
- MMCX端子のイヤホンをワイヤレス化
- 再生時間は8時間程度
- 基本的にShureのような形状しか無理
- 充電はMicroUSB
- 音の劣化はそこまで感じない
- お値段8600円程度
MMCX端子を持つイヤホンなら、基本的にはFiiO UTWS1と組み合わせることが可能です。
ただ、MMCXの端子のイヤホンでも、形状が違ったりすると使えない場合もあるので注意。
僕は今まで使ってた有線イヤホンをワイヤレス化できる商品を待ち望んでいたので、結構使いこみました。
詳しく見ていきましょうか。
FiiO UTWS1の外観
付属品は
- 本体
- MicroUSBケーブル
- キャリングケース
- 説明書
だけ。
このキャリングケースの模様が個人的には気に食わない。安っぽくてね。。。
どうせなら光沢感のないケースにして欲しかったってのが本音です。
これがFiiO UTWS1本体。この端子に自分の持っている有線イヤホンを接続して使用します。
真ん中のボタン一つで操作します。できるのは音量操作、曲送り、電源のオンオフくらい。
FiiO UTWS1は有線イヤホンをワイヤレス化可能
今回私が使用するのは「Shure AONIC 4」という有線イヤホンです。(UberのCM風)
パワフルな低音再生が可能なダイナミックドライバー型のSHURE初ハイブリッドという魅力的なイヤホンです。
お値段は36000円くらい。常人の感覚でいえば、イヤホンに36000円とかやべーですよね。
とっても音質が良くて気に入っているのですが、僕のメインスマホ「OPPO Find X2 Pro」では使えません。
イヤホンジャックがないから。最近のスマホだとまじでイヤホンジャックないですよね。
MMCX端子にぶっ刺すだけ
FiiO UTWS1を接続するとこんな感じ。
基本的には耳にかけて装着する感じです。
ちなみに、FiiO UTWS1は生活防水に対応しており、小雨や汗くらいなら大丈夫です。
ランニングやジムでも使用OKです。
フィット感は良好。まず耳から落ちない
装着するとこんな感じ。完全に補聴器にしか見えない気がするのですが、、、
ケーブル部分はチタン合金の形状記憶ワイヤーが含まれ、プルプルとした感触。簡単に曲げることができ、手を離すとすぐに元に戻り、耳の後ろに程よい加減でフィットする。
耳のカーブ部分に良い感じに合うので、基本的には落ちることはまずないです。
たぶん、こういう形状のイヤホンだと、FiiO UTWS1との相性はよくないですね。
基本的には耳掛けタイプのイヤホンと合わせるのがベスト。
Shure AONIC 4との相性は抜群。遮音性も高い
Shureのイヤホンといえば、高い遮音性。
Shureのイヤホンに搭載されているウレタンフォームのイヤチップ。低反発素材を潰してから耳に押し込むことで、耳の中で膨らみ、ジャスフィット。
耳に装着しているだけでも周りの音がほぼ聞こえなくなりますし、音楽を流せば、ほぼそれしか聞こえない状態。
音楽や映画に没入して楽しむことができます。
AirPods Proなどのノイズキャンセリングイヤホンと違い、Shureのイヤホンは物理的に遮音性を高めています。
基本的には外の会話や騒音なんかはほとんど聞こえなく、電車のアナウンスすらほとんど消してくれるほど。
Shure AONIC4はかなりお高いですが、Shure SE215なんかだと1万くらいで買えます。
音質も素晴らしいので、Shureのイヤホンってどんなの?ってのを体感したい人はSE 215で決まり。
FiiO UTWS1は音質の劣化が少ない
FiiO UTWS1+Shure AONIC 4の組み合わせだと、有線時のAONIC 4と比べて若干高音域が弱くなっている気がします。
あと、解像感もほんの少し劣るくらい?
正直、大きな差はほとんど体感できませんでしたね。それくらい、音の劣化は最小限に抑えられています。
人によって完全ワイヤレス化に伴う音質劣化の妥協点は異なるとは思いますが、個人的には完全ワイヤレス化のメリットのほうが大きいと思えるので、僕としては問題なし。
若干ホワイトノイズが発生
再生時の無音部分では多少のホワイトノイズを感じます(停止中は出力がオフになるためホワイトノイズも無くなります)。
若干、「サーーー」って音が聞こえますが、まあほぼ気にならないですね。
音ズレは「ほぼ」無し。音ゲーは苦手
動画視聴なんかの際には音ズレは全くといっていいほどありません。
ただ、ゲームをプレイした際にはほんの少しだけ遅延が発生するといった印象。
ちょっとの反応の遅れが命取りとなる音ゲーなんかだとちょっと使いたくないですね。
FiiO UTWS1のバッテリーについて
FiiO UTWS1は基本的には、MicroUSBケーブルを穴にぶっ刺して充電する方式です。
他のTWSイヤホンだとケースに入れれば充電されますが、FiiO UTWS1に充電ケースなんてないので一々ケーブルにつなぐ必要アリ。
バッテリー持続時間は、8時間。
かなり長時間使える印象ですが、充電ケースとかないので、バッテリーが切れてしまうとすぐには使えません。
ちょっとMicroUSBという点は残念ですね。
コスト的な問題だと思いますが、今どきMicroUSBというのはちょっと古臭い。。
FiiO UTWS1の操作方法
- 右ボタンをワンクリックで音量UP、左は音量DOWN
- 一時停止は右ボタンをダブルクリック
- 曲送りは右ボタンを2秒間長押し
- 曲戻しは左ボタンを2秒間長押し
タッチセンサーとかは無く、全部左右のボタンで操作する方式。
誤操作も起きないので、個人的にはこっちの方が好きなんですけど、まあ使わない。
基本的にはスマホで操作する方が手っ取り早いし楽なので、このボタンを使うことは電源オン・オフ以外ではまず、無い。
FiiO UTWS1の良い点・悪い点
良い点
- MMCX端子を持つイヤホンならワイヤレス化可能
- 音質劣化も少ない
- バッテリーも結構持つ
- 耳から外れにくい
悪い点
- MicroUSB
- ホワイトノイズが若干ある
- 音ゲーには向かない
対応イヤホンを持っているなら、一度は使ってみてほしい
FiiO UTWS1は今だとAmazonで8600円程度で購入できます。
そこまで馬鹿みたいに高い金額ではないので、MMCX端子のイヤホンを持っている人は一度試してみることをオススメします。
FiiO UTWS1、利便性はもちろん音質もクオリティが高く、非常に満足度の高い製品です。
お手持ちのイヤホンが耳掛けに出来るのかをしっかりとご確認のうえ、ぜひご検討してみてください。