ノイズキャンセリング付きのイヤホンって軒並み価格が高い傾向にあります。
安物のイヤホンにもノイズキャンセリングがついているものもありますが、お世辞にも使い物になるレベルではなかったり。
今回レビューするCoumi ANC-860というTWSイヤホンは低価格ながらノイズキャンセリング付きという代物。
どの程度のノイキャン性能なのか?音質はどうなのか?詳しく見ていきましょう!
ポイント
COUMI様より提供いただきました。ありがとうございます。
Coumi ANC-860の特徴
Coumi ANC-860の特徴は以下の通り。
- インナーイヤー型
- イヤーチップでカナル型っぽくなる
- ノイキャン搭載
- 外音取り込みも搭載
- タッチ操作対応
- 5700円くらい(クーポン適用)
見た目は 「SONY WF-1000XM3」 に結構似ています。
ただ、あちらはカナル型。Coumi ANC-860は一見カナル型に見えますが、実際はインナーイヤー型。
個人的にはインナーイヤー型のイヤホンで、ノイズキャンセリングがついているイヤホンにはあまり期待していません。
ノイズキャンセリングの効果をほとんど感じられないので、ぶっちゃけなくてもいいんですよね。
Coumi ANC-860のスペック
Bluetoothバージョン | 5.0 |
---|---|
対応コーデック | AAC/SBC |
アクティブノイズキャンセリング(ANC) | 対応(ハイブリッド) |
通話ノイズキャンセリング(ENC) | 対応 |
防水 | IPX7 |
サイズ | 30 x 20 x 24.6mm |
イヤホン重さ | 片耳6.5g |
ケース重さ(イヤホン込) | 60g(実測70g) |
連続再生時間(ANCオン) | 約5.5時間(ケース併用時30時間) |
連続再生時間(ANCオフ) | 約7.5時間(ケース併用時41時間) |
充電端子 | USB Type-C |
防水性能は十分すぎますが、apt-X非対応はちょっと残念。
ただ、この価格帯のイヤホンにはほぼ搭載されていないので、想定内です。
遅延は少なめ
動画視聴時の遅延はほぼ皆無といっていいです。
ただ、ゲーム時にはほんの少し遅れる程度。音ゲーには向きませんが、それ以外ならおおむね問題ないです。
Coumi ANC-860の外観
付属品は以下の通り。
- 本体
- 説明書
- Type-Cケーブル
- 替えのイヤーピース
- クーポン
ケースがやけにでかい。
前にレビューした、「TaoTronics Soundliberty88」と比べても若干大きさが勝ります。
ポケットに入れると、膨らみがまあまあ目立ちますね。
Coumi ANC-860にはストラップがついているけど…?
Coumi ANC-860が他のイヤホンと明らかに違うのが、この革製?のストラップ。
硬すぎず柔らかすぎずの、ちょうどいい弾力のあるストラップなんですけど、うん、いらないかも。
せめてこのストラップの色が黒だったらまだ良かったかも。あと、固くて取り外しにくい。
Coumi ANC-860の音質について
Coumi ANC-860の見た目は完全にカナル型ですが、これはただ、そういう形状のイヤーピースを装着しているだけです。
なので、インナーイヤー型なんですよね。
インナーイヤー型の特徴は以下の通り。
- 空間表現が得意
- 圧迫感が弱い
- 遮音性は低い
Coumi ANC-860は空間表現が弱い
インナーイヤー型の特徴は空間表現が得意な点ですが、Coumi ANC-860だとちょっと弱く感じます。
以前レビューしたインナーイヤー型の「TaoTronics Soundliberty88」と比べると、音の広がりが弱いというか、ちょっと籠った感じに聴こえます。
スカッとするような鮮明な音ではないですね。
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低音は強い。迫力あるサウンドが好きな人はアリ
Coumi ANC-860は低音重視のイヤホンです。
ズンズンと体に響くような、迫力のあるサウンドを鳴らしてくれるのが特徴。
ベース音とかドラムの音が強く聞こえてくるので、そういうドンシャリ系の音が好きな人は結構合うと思われます。
Coumi ANC-860のノイズキャンセリングは思ったより良かった
今までレビューしてきたインナーイヤー型+ノイズキャンセリングのイヤホンはどれも微妙。
ほとんど効果が感じられないので、正直あっても無くてもどっちでもいいって感じなんですよね。
まあ、形状的に外音が入り込みまくるのでしょうがないのですが。
低音を多少消してくれる。
Coumi ANC-860を、電車とかで使うと、ノイズキャンセリングの効果を感じることができました。
ゴーーっていう低音がちょっと弱くなる感じ。
あと車の騒音なんかも多少消してくれます。ただ、そこまで劇的に違いがわかるレベルではないので、過度な期待はNG。
以前レビューした「Galaxy Buds Live」よりは、ノイズキャンセリングの効果を実感できた気がします。
Coumi ANC-860はイヤーチップのおかげで遮音性が多少向上しているのが原因かもしれませんね。
外音を抑えることで、ノイズキャンセリングの効果を実感しやすくなっています。
注意ポイント
低音以外は普通に聴こえます。ほぼ消えません
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Coumi ANC-860の外音取り込みは体感できず
このCoumi ANC-860には、高価格帯のイヤホンで搭載されている「外音取り込みモード」が搭載されています。
ただ、外音取り込みモードをONにしたときとOFFにしたときの違いが、マジでわからない。
良ーく耳を凝らして聴いていましたが、本当に差が感じられない。
ポイント
インナーイヤー型のイヤホンなので外音は普通に入ってきます
Coumi ANC-860の操作方法
Coumi ANC-860はタッチセンサーを搭載。操作方法は以下の通り。
操作 | 左イヤホン | 右イヤホン |
---|---|---|
タップ | 音量-/通話操作 | 音量+/通話操作 |
ダブルタップ | ノイズキャンセリング/外音取り込み | 再生・停止 |
1秒押し | 音声アシスト呼出 | 音声アシスト呼出 |
2秒押し | 曲戻し/通話拒否 | 曲送り/通話拒否 |
この中で使うとしたら、ノイズキャンセリングの切り替えくらい。
ちなみに、ノイズキャンセリングONにした状態でケースに戻す(電源OFF)と、リセットされます。
次回、イヤホンの電源をONにすると、ノイズキャンセリングモードではなく、標準モードに戻ってしまうので一々切り替えないといけません。
ポイント
感度は良好。敏感すぎたり、鈍すぎたりする感じも無い。
Coumi ANC-860のバッテリー
バッテリー持ち
- ノイズキャンセリングON→約5.5時間(ケース込みで30時間)
- ノイズキャンセリングOFF→約7.5時間(ケース込みで41時間)
ほとんどカタログスペック通りの駆動時間ですね。
これだけ持ってくれるのならば、正直何も言うことがない。
Coumi ANC-860、普段使いとしては結構やる奴ですよ。
Coumi ANC-860の良いところ・悪いところ
良いところ
- 実感できるノイズキャンセリング
- インナーイヤー型だけどカナル型っぽい
- 遮音性がほかのインナーイヤー型よりは高い
- ドンシャリ系
- バッテリー持ちはOK
悪いところ
- ストラップを外すのは結構大変
- 外音取り込みモードは効果が分からない
- ケースでかすぎ
やはりケースがでかいし、謎のストラップは外すのに苦労するしで、ちょっと扱いずらい印象。
ただ、音質やノイズキャンセリング、バッテリー持ちなどは、この価格帯のイヤホンとしては結構優秀。
低価格でノイズキャンセリング付きイヤホンを探しているならアリ
全体的にうまくまとまっている、良いイヤホンだと感じます。
音質はめっちゃいいわけではないですけど、低音寄りの味のあるサウンド。
ノイズキャンセリングも多少効くし、バッテリー持ちも抜群。特に大きな欠点が無い印象ですね。
安い価格でノイズキャンセリング付きTWSイヤホンを体験したい人にとってはいい選択肢になるでしょう。
ポイント
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